Vantage(ヴァンテージ)は、VantageFXとして2009年からオーストラリアを拠点にサービスをスタート。2020年にいったん日本向けサービスを一時停止していましたが、2022年8月から「Vantage」として再び日本でのサービスをスタートさせました。
スプレッドの狭さ、レバレッジの高さなど、スペックの高い海外FX業者として注目されています。
このページでは、そんなVantage(ヴァンテージ)のレバレッジについて解説するので、ぜひ参考にしてください。
Vantage(ヴァンテージ)のレバレッジに関する基本情報と注意点
Vantage(ヴァンテージ)のレバレッジに関する基本情報をまとめました。
- Vantage(ヴァンテージ)の最大レバレッジは1000倍
- 口座残高によるレバレッジ制限がある
- 取引銘柄によるレバレッジ制限がある
- ハイレバ取引でも「追証なし・ゼロカットシステム採用」でリスクを抑えることができる
- レバレッジ1000倍を適用させると、プロモーションボーナスを受け取れない
- すでにボーナスを受け取っている口座は、レバレッジを1000倍に引き上げることはできない
- 口座開設直後は最大レバレッジが500倍に設定されている
- 必要であればマイページからレバレッジを100倍~1000倍に変更できる
レバレッジ制限に関しては前述したとおりですが、具体的なレバレッジ倍率は次項で解説します。
追証(おいしょう)とは
追加証拠金の略。価格急落などでロスカットが間に合わずに、口座の残高がマイナスになったときに、追加で入金を請求されること。
ゼロカットシステムとは
ロスカットが間に合わなかったとしても、口座残高のマイナス分をFX会社が補填してくれる制度。
Vantage(ヴァンテージ)のレバレッジ変更方法・手順図解
口座開設直後は、Vantage(ヴァンテージ)のレバレッジは500倍に設定されていますが、マイアカウントから1倍~1000倍に変更可能です。
レバレッジを変更する手順を図解します。
STEP1:ログイン後「ライブアカウント」をクリックする
「アカウント」から「ライブアカウント」を選択してクリックします。
STEP2:変更したい口座のレバレッジをクリックする
口座を複数開設している場合は、レバレッジを変更したい口座を選択して、レバレッジの項目のプルダウンボタンをクリックします。
STEP3:レバレッジを変更する
レバレッジが100倍~1000倍まで選択できるので、希望するレバレッジを選択しましょう。
Vantage(ヴァンテージ)のレバレッジ制限について
Vantage(ヴァンテージ)では、
- 口座タイプによって最大レバレッジが違う
- 有効証拠金(口座残高)によるレバレッジ制限がある
- 取引銘柄によって最大レバレッジが違う
といったように、選択する口座タイプ、口座残高、取引する銘柄によってレバレッジ制限がかかります。
口座タイプ別・残高によるレバレッジ制限
Vantage(ヴァンテージ)の口座タイプは4種類あります。
- スタンダードSTP口座
- プロECN口座
- ローECN口座
- セント口座/STP、ECN
Vantage(ヴァンテージ)では、口座タイプや残高によってレバレッジが変動します。
口座タイプ別・残高ごとの最大レバレッジは、下表のとおりです。
口座タイプ | 最大レバレッジ |
スタンダードSTP口座 | ・5,000ドル以上10,000ドル未満:1000倍 ・5,000ドル未満10,000ドル以上:500倍 |
プロECN口座 | ・5,000ドル以上10,000ドル未満:1000倍 ・5,000ドル未満10,000ドル以上:500倍 |
ローECN口座 | ・5,000ドル以上10,000ドル未満:1000倍 ・5,000ドル未満10,000ドル以上:500倍 |
セント口座/STP、ECN | 500倍 |
最大レバレッジを1000倍に設定したいなら、口座資金は5,000ドル以上10,000ドル未満にする必要があります。
レバレッジ制限がかかる残高を超えた場合、別の口座に残高を移動させることで、レバレッジ制限を解除できます。
たとえばスタンダード口座の最大レバレッジは1000倍ですが、残高が10,000ドルを超えた場合、最大レバレッジが500倍に下がってしまうことに注意が必要です。
しかし、残高を超えた分を別の口座に移動することで、最大レバレッジが1000倍に戻ります。
取引銘柄によるレバレッジ制限
Vantage(ヴァンテージ)では、取引銘柄によるレバレッジ制限もあります。
取引銘柄 | 最大レバレッジ |
FX(外国為替) | 1000倍 |
株価指数 (インデックス) | 1000倍 |
貴金属 | ・100倍(金、銀) ・20倍(銅) |
ソフトコモディティ | ・50倍(ココア、コーヒー) ・33倍(綿花、オレンジジュース、砂糖) |
エネルギー | ・1000倍(石油) ・20倍(天然ガス、低硫黄ガス油) |
上場投資信託(ETF) | 33倍 |
債券CFD | 5倍 |
Vantage(ヴァンテージ)の実効レバレッジ計算方法
Vantage(ヴァンテージ)では、マイページからレバレッジを100倍~1000倍に変更できますが、レバレッジ設定で迷ったら最大1000倍の選択をおすすめします。
その理由は、取引枚数によって実効レバレッジは1倍~1000倍まで調整でき、レバレッジ変更と同様の効果が得られるからです。
口座レバレッジ(最大レバレッジ)とは
各口座ごとに設定されている最大レバレッジ倍率のこと。
実効レバレッジとは
取引で実際に運用しているレバレッジ倍率のこと。口座にある資金と保有ポジション(取引数量)によって求めることができる。
実効レバレッジ=ポジション保有額÷有効証拠金
・ポジション保有額:取引数量×各通貨のレート
・有効証拠金:口座残高+評価損益
例えば、ドル円が1ドル100円のときに10万円の資金で1万通貨の取引を行えば、
取引額は100万円で実効レバレッジは10倍になります。
ポジション保有額÷有効証拠金=実効レバレッジ
(10,000通貨×レート100円)÷100,000円=10倍
もっとレバレッジをかけたいときは取引量を10万通貨に増やせば、取引額は1,000万円となり実効レバレッジは100倍になります。
このように取引量によって実効レバレッジ調整できるので、特に事情がない限り1000倍のレバレッジで問題ありません。
Vantage(ヴァンテージ)でレバレッジをかけた取引額と利益額の計算方法
先ほどは実効レバレッジを算出する方法を紹介しました。
こちらでは逆に、
- レバレッジをかけて取引した場合の取引額
- レバレッジをかけた取引した場合の値動きによる取引利益額
これらの計算シミュレーションを紹介します。
自己資金(証拠金)と取引額の計算シミュレーション
Vantage(ヴァンテージ)の最大レバレッジ1000倍で取引した場合の、下記の計算シミュレーションをご覧ください。
自己資金(証拠金) | レバレッジ1000倍利用の取引額 |
1,000円 | 100万円 |
10,000円 | 1,000万円 |
50,000円 | 5,000万 |
100,000円 | 1億円 |
このように、レバレッジ1000倍をかけて取引した場合、自己資金が少なくても大きなポジションを持つことができます。
値動きによる取引利益額の計算シミュレーション
- レバレッジ:1000倍
- 取引通貨:ドル円の取引
- ポジション保有時のレート:1ドル100円
- 自己資金(証拠金):1万円
- レバレッジ1000倍利用の取引額:1,000万円
上記の条件の場合、値動きで取引利益額にどれくらいの変化があるのかを確認しましょう。
値動き | 取引利益額 |
1ドル100.1円 | 1万円 |
1ドル100.5円 | 5万円 |
1ドル101.0円 | 10万円 |
1ドル101.5円 | 15万円 |
1ドル102.0円 | 20万円 |
Vantage(ヴァンテージ)のレバレッジについて・まとめ
Vantage(ヴァンテージ)は、最大1000倍の高いレバレッジをかけた取引ができます。
ハイレバ取引は資金効率が高いので、少額で大きな取引ができ、うまくいけば一気に利益を出せることがメリットです。一方で、ハイレバ取引は一気に損失を出すリスクがあることも念頭に置き、慎重に取引をしましょう。
- Vantage(ヴァンテージ)の最大レバレッジは1000倍
- 口座タイプ、口座残高、取引銘柄によるレバレッジ制限がある
- 最大レバレッジを1000倍に設定したいなら、口座資金は5,000ドル以上10,000ドル未満にする必要がある