XMトレーディングは、日本人人気が最も高い海外FX会社です。豊富なボーナス制度や企業の高い安全性が評価されています。
初心者が最初に開設する口座として最適ですが、取引前にロスカットのルールは必ず覚えておきましょう。
このページでは、XMトレーディングのロスカットについて独自の決まりや強制ロスカット回避方法・注意点を詳しく解説していきます。
XMトレーディングのロスカットルール
XMトレーディングでは、以下の順序でロスカットが実行されるルールとなっています。
- 証拠金維持率50%以下→マージンコール
- 証拠金維持率20%以下→ロスカット
- ロスカットが間に合わないで残高がマイナスに→ゼロカット
証拠金維持率が低下すると、ロスカット水準に近づく仕組みです。
証拠金維持率とは?!
口座の入金している資金と保有しているポジションの割合。
証拠金維持率=純資産÷必要証拠金×100%で算出される。
証拠金維持率は短期売買では100%~300%、デイトレード/スイングトレードでは500%以上が安全圏とされています。値幅の大きなマイナー通貨ではもっと大きな証拠金維持率でないとロスカットリスクも上がるので注意しましょう。
証拠金維持率50%以下でマージンコールが実行
証拠金維持率が50%を下回ると、最初にマージンコールが実行されます。
マージンコールとは?!
保有しているポジションがロスカットに近づいていることをお知らせしてくれるアラート機能。
XMトレーディングでのマージンコールは、MT4/MT5内に表示されるポジション情報が赤く光ることをマージンコールと言います。
証拠金維持率20%以下でロスカットが実行される
口座の証拠金維持率が20%を下回るとロスカットが実行されます。
ロスカットとは?!
顧客の損失を最小限に抑えるためにFX会社が強制的に損切りをする制度。
会社によってロスカット水準は異なる。
証拠金維持率20%という事は、証拠金をほとんど失った状態で決済が行われるという事です。
以下は、ロスカットまでの有効証拠金を計算する方法です。
必要証拠金×ロスカット水準(20%)=ロスカット水準の有効証拠金
ドル円110円で888倍のレバレッジをかけた場合の、ロスカット水準までの有効証拠金を見てみましょう。
必要証拠金1万2387円×ロスカット水準(20%)=2477円
つまり、証拠金が2477円を下回った時点でロスカットされるという仕組みになります。
投資資金のほとんどを入金している状態では、ロスカットされる前に損切りをしてリスクの管理をしておきましょう。
特に高いレバレッジをかけるとその分証拠金維持率も下がるので、リスクが大きくなります。
ロスカットが間に合わないとゼロカットが実行される
為替相場は、マーケットオープンや経済指標の際に価格が急変動することがあります。
その場合はロスカットが間に合わないこともあり、口座残高がマイナスになるケースもあるのです。
ゼロカットシステムとは?!
口座残高がマイナスになった場合にマイナス分をFX会社が補填する制度。
海外FX特有で国内FXにはない。
XMトレーディング残高別の証拠金維持率
次に、証拠金とロット数量から計算される証拠金維持率の計算方法を解説します。
- スキャルピング→証拠金維持率100%~300%
- 中・長期トレード→証拠金維持率500%以上
証拠金維持率を上記の目安まで保つには、どのくらいのポジションを保有すればいいのかを詳しく見ていきましょう。
証拠金維持率=純資産÷必要証拠金×100%で算出できます。
必要証拠金は(銘柄の価格×ロット数量)÷レバレッジ最大1000倍で求められます。
ロスカットまでの含み損の計算
上記の計算ができれば、ロスカットまでどのくらいの損失に耐えられるかが計算できます。
必要証拠金-ロスカット水準の有効証拠金=ロスカット水準までの含み損
先ほどの例をもとに見てみましょう。
必要証拠金1万2387円-ロスカット水準の有効証拠金2477円
=ロスカット水準までの含み損9910円
1000通貨の1pips | 10円 |
1万通貨の1pips | 100円 |
10万通貨の1pips | 1000円 |
pipsで計算すると9910円÷1000円で9.91ppips相場が思惑と逆に動くとロスカットされるという事です。
ここでは888倍のハイレバレッジ取引の場合だから、9.91pipsの変動となるとかなり狭いね。
この計算をもとに、ドル円110円だった場合の証拠金維持率を見ていきましょう。
0.1ロット(1万通貨)の場合
0.1ロット保有した場合の残高別証拠金維持率は以下の通りです。
- 残高5000円→406%
- 残高1万円→813%
- 残高5万円→4060%
- 残高10万円→8120%
ロスカット水準30%と考えると、この残高で1万通貨取引は充分すぎるほどの証拠金維持率といえます。
唯一残高5000円の場合のみ、中長期トレードでは一般的な証拠金維持率といえるでしょう。
1ロット(10万通貨)の場合
1ロット保有した場合の残高別証拠金維持率は以下の通りです。
- 残高5000円→取引不可
- 残高1万円→取引不可
- 残高5万円→403%
- 残高10万円→807%
1ロット取引をドル円で行う場合は、最低でも残高5万円ほどが必要です。
必要証拠金は12387円となるので、それ以下の金額では取引ができません。
残高5万円ほどあればロスカットの危険性は少ないですが、中長期のトレードや値幅の大きい銘柄ではリスクも増します。
XMトレーディングの強制ロスカット回避方法
ロスカットをされると証拠金はほとんど残らなくなるので、回避していくことが重要といえます。
次に、XMトレーディングで強制ロスカットを回避する方法について解説します。
- 複数ポジションの一部を決済する
- 追加入金を行う
- 自身で損切りをする
具体的に見ていきましょう。
複数ポジションの一部を決済する
ロスカット水準にも近づいてしまうので注意しなければなりません。
一部のポジションを決済すると、証拠金維持率も上昇するのでロスカットの回避に繋がります。
追加入金を行う
証拠金維持率が低下している状況で、XMトレーディングに追加入金を行うと証拠金維持率が上昇します。
相場の方向性が切り替わってくればいいですが、そのままトレンド方向に伸びてしまうと入金した分がすぐに無駄になるので注意しましょう。
自身で損切りを行う
ロスカット水準ギリギリの勝負というのはおすすめできません。
基本的には、その水準になる前に自身損切りをしておく必要があります。
エントリー後に+〇〇pipsで利益確定、-〇〇pipsで損切りをするといった値幅を決めておく。
損切りの値幅を決めずに、どこかでプラス域に転換するだろうと考えて放置。
FXでは100%の勝率を出せる人はいないので、いかに損失を小さくするかが重要となります。
自身で損切りしたエントリーをしっかり受け入れて、次の勝負に挑むことが重要です。
XMトレーディングのロスカットまとめ
XMトレーディングのロスカットについてまとめました。
- 証拠金維持率30%を下回るとロスカットが実行される
- ロスカットが間に合わない場合でもゼロカットシステムによる損失の限定ができる
- 中長期トレードは証拠金維持率500%が望ましい
- ロスカットまでの許容pipsと含み損を計算することが重要
- 追加入金でのロスカット回避はリスクを伴う
- 自身で損切りを行って負けを受け入れることが大事
XMトレーディングでは、豊富なボーナスが提供されることもありリスクを抑えた取引ができます。強制ロスカットを自身の損切りでうまくかわすことが、低リスクの取引に繋がると覚えておきましょう。
ロスカット水準は20%となっていますが、それでは充分な資金が残らないので自身で損切りをすることがおすすめです。