AXIORY(アキシオリー)は、2010年にFXプロバイダーとして創業し、2013年に初めて市場に参加した海外FXブローカーです。
最大レバレッジはなんと1000倍!高いレバレッジをかけて取引したいトレーダーにもおすすめです。
ただし、すべての取引で最大レバレッジ1000倍を適用できるわけではありません。
AXIORY(アキシオリー)にはレバレッジ制限がかかることがあるため、レバレッジをかけた取引をしたい方は、レバレッジに関するルールを知っておく必要があります。
この記事では、AXIORY(アキシオリー)のレバレッジについて徹底解説!
レバレッジ制限などのルール、レバレッジの確認方法と変更方法、計算方法など、レバレッジに関するさまざまな情報をまとめました。
AXIORY(アキシオリー)のレバレッジ制限/ルール
下記の項目は、AXIORY(アキシオリー)でレバレッジ制限がかかる、もしくは最大レバレッジに違いがあるケースです。
- 口座タイプによって最大レバレッジが異なる
- 取引銘柄によって最大レバレッジが異なる
- 有効証拠金によるレバレッジ制限がかかる
- 市場環境の急激な変化があったときにレバレッジ制限がかかる
※口座残高によるレバレッジ制限と、取引ロットによるレバレッジ制限、保有ポジションによるレバレッジ制限はありません。
AXIORY(アキシオリー)では以前、口座残高によるレバレッジ制限が設定されていましたが、現在は有効証拠金によるレバレッジ制限に変更しています。
また、口座タイプも以前と変わっているため、これからまとめて紹介します。
アキシオリーの口座タイプごとの最大レバレッジ
口座タイプ | 最大レバレッジ |
マックス口座 | 1000倍 |
スタンダード口座 | 400倍 |
ナノ口座 | 400倍 |
テラ口座 | 400倍 |
アルファ口座 | 1倍 |
最大レバレッジ1000倍が適用されるのはマックス口座のみです。
スタンダード口座・ナノ口座・テラ口座も最大レバレッジ400倍と比較的高いレバレッジをかけることができます。
なお、最大レバレッジ1倍のアルファ口座は現物株式とETF取引専用なので、FX通貨ペアなどの取引はできません。
アキシオリーの取引銘柄によるレバレッジ制限
口座タイプ | レバレッジ |
FX通貨ペア | 1~1000倍 |
米国株式、欧州株式 | 1倍 |
株式CFD(日本企業、米国企業、EU企業) | 5倍 |
株価指数CFD(日経225指数、NYダウ平均指数、ナスダック100指数、S&P500種指数、FTSE100種指数、ユーロ・ストックス 50種指数、フランスCAC40指数、オーストラリア 200種指数) |
100倍 |
株価指数CFD(ドイツ40種指数、香港ハンセン指数) | 50倍 |
エネルギーCFD(WTI 原油、ブレント原油、天然ガス) | 20倍 |
貴金属CFD(金、銀) | 100倍 |
貴金属CFD(パラジウム、プラチナ) | 20倍 |
上記のとおり、AXIORY(アキシオリー)ではおもにCFD銘柄によるレバレッジ制限があります。
FX通貨ペアは最大1000倍のレバレッジが適用されますが、CFD銘柄は5倍や20倍、50倍100倍などとに制限されるので、取引前にチェックしておきましょう。
なお、米国株式、欧州株式のレバレッジは1倍となっています。
アキシオリーの有効証拠金によるレバレッジ制限
AXIORY(アキシオリー)は、以前まで口座残高ごとのレバレッジ制限を設けていましたが、現在は残高ごとのレバレッジ制限はありません。
しかし、有効証拠金によるレバレッジ制限があります。
マックス口座 の最大レバレッジ |
スタンダード口座・ナノ口座・テラ口座の最大レバレッジ | 有効証拠金 |
1,000倍 | 400倍 | 0~500,000円 |
400倍 | 400倍 | 500,001~15,000,000円 |
300倍 | 300倍 | 15,000,001~29,000,000円 |
200倍 | 200倍 | 29,000,001~43,000,000円 |
100倍 | 100倍 | 43,000,001~74,000,000円 |
50倍 | 50倍 | 74,000,001円~ |
※複数の口座で高額な取引をする場合は、口座ごとに自動で変更されます。
※有効証拠金が変動してレバレッジを上げられるようになった場合、MyAxioryから自分でレバレッジを変更する必要があります。
アキシオリーの市場環境の急激な変化によるレバレッジ制限
AXIORY(アキシオリー)では、下記のように世界的な経済事情によって為替市場に極度のボラティリティや市場流動性の低下が予想される場合、事前に報告があったうえでレバレッジが一時的に下げられる仕組みになっています。
各国の経済状況や株式市場の変動による、予期せぬ大きな価格変動が発生する恐れがある場合
<過去の例>
- 2007年の米国のサブプライムローン問題から連鎖的に派生した「世界金融危機」
- 2008年の「リーマンショック」
- 2015年、ギリシャの財政赤字に端を発した「ギリシャ危機」
など
上記のようなケースの場合に、AXIORY(アキシオリー)では顧客の資金を保護するために、レバレッジの上限に達した取引口座に対して自動でレバレッジを一時的に下げるようになっています。
レバレッジ変更の対象になった場合、AXIORY(アキシオリー)から事前にメールが届くので、知らない間に勝手にレバレッジが下げられるということはありません。
▶AXIORY(アキシオリー)の「マージンコール」「ロスカット」「ゼロカット」について詳しく知りたい方はこちら
アキシオリーのレバレッジ制限を解除する方法は?
AXIORY(アキシオリー)では、下記4つのケースでレバレッジ制限がかかるということを前述しました。
- 口座タイプによって最大レバレッジが異なる
- 取引銘柄によって最大レバレッジが異なる
- 有効証拠金によるレバレッジ制限がかかる
- 市場環境の急激な変化があったときにレバレッジ制限がかかる
レバレッジ制限がかかった場合、ケースごとにレバレッジ制限を解除する方法をQ&A形式にして解説します。
[qa-box01 title=”口座タイプによってレバレッジ制限が違うケースはどうしたらいい?”]AXIORY(アキシオリー)では追加口座の開設が可能です。最大10口座まで開設できるので、高いレバレッジ取引を希望するならマックス口座を追加で開設して、取引によって口座を使い分けるとよいでしょう。[/qa-box01]
[qa-box01 title=”取引銘柄によって最大レバレッジが異なるケースはどうしたらいい?”]AXIORY(アキシオリー)では銘柄によって最大レバレッジが設定されており、その設定を変更することはできません。高いレバレッジをかけた取引をしたいなら、FX通貨ペアを選択しましょう。[/qa-box01]
[qa-box01 title=”有効証拠金によってレバレッジ制限がかかった場合のレバレッジ制限解除方法は?”]該当する口座から出金もしくは資金移動をして残高を調整することで、有効証拠金が減ってレバレッジを変更できます。有効証拠金が減ったら、マイページからレバレッジを変更しましょう。
ただし、ポジションを保有しているときは、証拠金維持率が100%以下になる金額は出金できませんのでご注意ください。[/qa-box01]
[qa-box01 title=”市場環境の急激な変化があったときにレバレッジ制限を解除する方法は?”]この件に関しては、時期が過ぎるのを待つしかありません。AXIORY(アキシオリー)がレバレッジ制限を解除するのを待ちましょう。
状況が気になる場合は、AXIORY(アキシオリー)のサポートに問い合わせてご確認ください。[/qa-box01]
アキシオリーのレバレッジ変更方法(確認方法)
AXIORY(アキシオリー)でリアル口座またはデモ口座のレバレッジを確認しつつ、レバレッジを変更する方法は下記のとおりです。
- MyAxiory(マイページ)にログインする
- 保有している口座一覧が表示されているので、設定したレバレッジを確認する
- レバレッジを変更したい口座を選び、右側の「その他設定」→「レバレッジ変更」を選択する
- 希望のレバレッジを選んで「保存」をクリックする
- 「アカウント番号〇〇のレバレッジを1:〇〇に変更いたしました。」のメッセージが表示されたら完了
以上で口座の最大レバレッジの設定を変更できます。
アキシオリーのレバレッジ計算方法
これから下記3項目の計算式(計算方法)を紹介します。
- レバレッジをかけた場合の取引可能額の計算方法
- 実効レバレッジの計算方法
- レバレッジをかけた取引で注文ロット数を求める計算式
AXIORY(アキシオリー)でレバレッジをかけた取引をしたい方は、ぜひ参考にしてください。
レバレッジをかけた場合の取引可能額の計算式
レバレッジをかけると取引可能額が増えて、少ない資金でも大きな取引ができます。
レバレッジをかけた取引可能額は、下記の計算式でご確認ください。
取引可能額=口座に入金した金額(証拠金)×レバレッジ倍率÷現在のレート
例えば口座に入金した金額(証拠金)が10万円、スタンダード口座の最大レバレッジ400倍を賭けてUSD/JPYのFX取引をする場合、取引可能額は下記のように計算します。(※わかりやすくするため1ドル100円と仮定します。)
<例>
証拠金:10万円、レバレッジ:400倍、レート:1ドル100円の場合
証拠金額×レバレッジ倍率÷現在のレート=取引可能額
10万×400÷100=40万円
取引可能額は40万円
実効レバレッジの計算式
実効レバレッジとは
取引で実際に運用しているレバレッジ倍率のこと。口座にある資金と保有ポジション(取引数量)によって求めることが可能。
AXIORY(アキシオリー)の口座で最大レバレッジを設定する際、どの倍率にするか迷うかもしれませんが、最初の設定は最大倍率をおすすめします。その理由は、実効レバレッジは取引量によって調整でき、レバレッジ変更と同様の効果が得られるからです。
実効レバレッジ=ポジション保有額÷口座に入金した資金(証拠金)
・ポジション保有額:取引数量×各通貨の現在のレート
例えば、ドル円が1ドル100円のときに10万円の資金で10万通貨(1ロット=10万通貨)の取引をした場合の実効レバレッジの計算方法は、下記のようになります。
<例>
取引数量は10万通貨、1ドル100円、入金した資金10万円の場合
ポジション保有額÷口座に入金した金額(証拠金)=実効レバレッジ
(10万通貨×レート100円)÷10万円=100倍
実効レバレッジは100倍
もっとレバレッジをかけたいときは取引量を2倍(20万通貨)に増やせば、取引額は2,000万円となり実効レバレッジは200倍になります。
このように取引量によって実効レバレッジ調整できるので、特に事情がない限り最初の設定は最大レバレッジで問題ありません。
レバレッジをかけた取引で注文ロット数を求める計算式
取引可能額および実効レバレッジは、下記の計算式で算出できると解説しました。
- 「取引可能額=口座に入金した金額(証拠金)×レバレッジ倍率÷現在のレート」
- 「実効レバレッジ=現在のレート×取引数量(ロット数)÷証拠金(口座に入金した金額)」
つまりロット数が増えるほどレバレッジが高くなる、ということです。
自分で用意できる資金と取引したいレバレッジを決めることで、注文できる最大ロット数も計算できます。
一度に注文できる最大ロット数=自分で用意できる資金÷現在のレート×レバレッジ
例えば1ドル100円、1ロット=10万通貨、資金10万円、資金10万円で、レバレッジ400倍をかけて取引したいと仮定します。この場合、下記のように注文できる最大ロット数を計算しましょう。
<例>
1ドル100円、資金10万円、レバレッジ資金10万円、1ロット=10万通貨の場合
自分で用意できる資金÷現在のレート×レバレッジ=一度に注文できる最大ロット数(1ロット=10万通貨で算出)
10万円÷100円×400倍=40万通貨(40万÷10万=4ロット)
一度に4ロット注文可能
アキシオリーのレバレッジ・まとめ
さいごに、AXIORY(アキシオリー)のレバレッジについて要点を3つに絞りました。
- AXIORY(アキシオリー)の最大レバレッジは口座タイプによって異なる(一番高いのはマックス口座で最大1000倍)
- AXIORY(アキシオリー)は有効証拠金、取引銘柄、市場環境の急激な変化によるレバレッジ制限がある
- レバレッジはサイト内での簡単な操作で変更できる