IC Markets(ICマーケッツ)は、最大1,000倍の高いレバレッジや最低0.0pipsという最狭スプレッド、スキャルピングの制限なしなどの高いスペックで人気を博している海外FXブローカーです。
利用者からの評判も良く、海外の大手レビューサイトでも高評価を得ています。
こちらではそんなIC Markets(ICマーケッツ)の口座タイプについて徹底解説!
口座タイプは3種類あり、それぞれ特徴が異なるため、この記事で紹介する内容をよく確認して選択しましょう。
IC Markets(ICマーケッツ)・3種類の口座タイプの共通点
IC Markets(ICマーケッツ)の口座タイプは、下記の3種類があります。
- スタンダード口座(Standard口座)
- ロースプレッド口座(Raw Spread MetaTrader口座)
- ロースプレッドcTrader口座(Raw Spread cTrader口座)
3種類の口座タイプには異なる特徴がありますが、共通している特徴もあります。
3種類の口座で共通しているスペック
最大レバレッジ | 1,000倍 |
---|---|
ロスカット水準 | 50% |
マージンコール | 100% |
取引銘柄 | 2,250以上 |
最低入金額 | 200ドル |
3種類の口座で共通している取引条件
スキャルピング | 可能・制限なし |
---|---|
自動売買・EA | 可能・制限なし |
両建て | 可能 (同一口座間、複数口座間、複数業者を使った両建ても可能) |
キャンペーンボーナス | なし |
ゼロカット | あり(※サポートに申請が必要) |
IC Markets(ICマーケッツ)・3種類の口座タイプの選び方
IC Markets(ICマーケッツ)の3種類ある口座タイプには異なる特徴があります。異なる特徴を知り、好みやトレードスタイルに合う口座タイプを選びましょう。
こちらではIC Markets(ICマーケッツ)の3種類ある口座タイプの選び方の参考として、
- 口座タイプごとのおすすめの人
- 口座タイプの特徴の違い
上記の項目を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
IC Marketsの口座タイプ・おすすめの人
口座タイプ | おすすめの人 |
スタンダード口座 | 裁量トレーダー、初心者トレーダー |
ロースプレッド口座 | EAの利用やスキャルピングがメインのトレーダー |
ロースプレッドcTrader口座 | デイトレードやスキャルピングがメインのトレーダー |
IC Marketsの口座タイプ・特徴の違い
特徴の違い | 解説 |
サーバー | ・スタンダード口座、ロースプレッド口座:ニューヨーク ・ロースプレッドcTrader口座:ロンドン |
スプレッド | ・スタンダード口座:0.6pips~ ・2種類のロースプレッド口座は0.0pips~ |
注文方式 | すべてNDD方式 ・スタンダード口座:NDD STP ・2種類のロースプレッド口座:NDD ECN |
取引手数料 | ・スタンダード口座:無料 ・2種類のロースプレッド口座:手数料あり |
取引プラットフォーム | ・スタンダード口座、ロースプレッド口座:MT4、MT5、WebTrader ・ロースプレッドcTrader口座:cTrader、TradingView |
最大ポジション数量 | ・スタンダード口座、ロースプレッド口座:200 ・ロースプレッドcTrader口座:2,000 |
注文方式の違いについて
FXの注文方式は、大きく分けるとDD方式とNDD方式に分かれます。IC Markets(ICマーケッツ)はNDD方式です。
DD方式
トレーダーとインターバンクの間にFX業者が介入する。トレーダーの注文がインターバンク市場に反映されない。
NDD方式
トレーダーとインターバンクの間にFX業者が介入しない。トレーダーの注文がインターバンク市場に反映される。
DD方式の場合は、顧客の勝ち負けがFX業者の利益に直結します。
市場価格とはレートが違っていてもおかしくはないので、公平性のない取引形態と認識されているのです。
それに対してNDD方式は、市場価格にスプレッドが上乗せされた価格で取引することが特徴。公平性が保たれているので安全な取引ができます。
NDD方式はさらに「STP」と「ECN」の2種類に分かれます。
STP
FX業者のシステムが自動で取引を仲介。トレーダーの注文をFX業者が、カバー先のLP(提携している大手金融機関)とマッチングさせる。
ECN
FX業者の介入を一切受けずに直接取引する注文方法。FX業者はトレーダーが電子取引所にアクセスして取引するための手伝いをする。
IC Markets(ICマーケッツ)では、スタンダード口座がSTP方式、2種類のロースプレッド口座はECN方式を採用しています。
STP方式は、通常の相場で注文の滑りを最小限に抑えられることがメリット。ECN方式は、STP方式よりもスプレッドが狭くなっていることがメリットです。
取引プラットフォームの違いについて
IC Markets(ICマーケッツ)は口座タイプによって取引プラットフォームが違います。
MT4
一般的に多くのトレーダーに愛用されているツール、豊富なEAやカスタムインディケータが開発されている
MT5
MT4の上位互換ツール、豊富な時間足や動作スピードの速さが魅力
cTrader
約定力が高いスキャルピングに特化したツール
MT4/MT5が利用できるのはスタンダード口座とロースプレッド口座、cTraderが利用できるのはロースプレッドcTrader口座です。
他に、ダウンロードしなくても利用できるWebTraderもあります。
取引ツールにこだわりたい方は、よく確認してから口座タイプを選択しましょう。
IC Markets(ICマーケッツ)の口座タイプ・スペック比較表
IC Markets(ICマーケッツ)の3種類ある口座タイプのスペックの違いや共通点が一目見てわかるように、比較表にしてまとめました。
スタンダード口座 | ロースプレッド口座 | ロースプレッドcTrader口座 | |
取引手数料 | $0(無料) | 1ロットごとに片道$3.5(往復$7) | 1ロットごとに片道$3.0(往復$6) |
サーバーの場所 | ニューヨーク | ロンドン | |
取引プラットフォーム | MT4、MT5、WebTrader | cTrader、TradingView | |
最大ポジション数量 | 200 | 2,000 | |
注文方式 | NDD STP | NDD ECN | |
最小スプレッド | 0.6pips | 0.0pips | |
最大レバレッジ | 1,000倍 | ||
最小取引数量 | 0.01ロット | ||
最大取引数量 | 1,000ロット | ||
対応デバイス | Windows、Mac、Android、iOS | ||
取引可能銘柄 | FX通貨ペア(61種類)、インデックス(23種類)、コモディティ(8種類)、原油(5種類)、貴金属(11種類)、債権(9種類)、仮想通貨(18種類)、株式(2,100種類以上) | ||
最低入金額 | $200 | ||
口座維持手数料 | なし | ||
ロスカット水準 | 50% | ||
マージンコール | 100% | ||
ストップレベル | ゼロ | ||
ゼロカット・追証 | ゼロカットあり(サポートに申請が必要)、追証なし | ||
スキャルピング・EA制限 | いずれも制限なし |
IC Markets(ICマーケッツ)のスタンダード口座
IC Markets(ICマーケッツ)のスタンダード口座の基本スペックは下記の通りです。
おすすめの人 | 裁量トレーダー、初心者トレーダー |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
最小スプレッド | 0.6 pips |
取引手数料 | $0(無料) |
注文方式 | NDD STP |
スキャルピング・EA制限 |
いずれも制限なし |
ゼロカット・追証 | ゼロカットあり(サポートに申請が必要)、追証なし |
サーバーの場所 | ニューヨーク |
取引プラットフォーム | MT4、MT5、WebTrader |
対応デバイス | Windows、Mac、Android、iOS |
ロスカット水準 | 50% |
マージンコール | 100% |
ストップレベル | ゼロ |
最大ポジション数量 | 2,000 |
最小取引数量 | 0.01ロット |
最大取引数量 | 1,000ロット |
最低入金額 | $200 |
口座維持費 | なし |
取扱商品 | FX通貨ペア(61種類)、インデックス(23種類)、コモディティ(8種類)、原油(5種類)、貴金属(11種類)、債権(9種類)、仮想通貨(18種類)、株式(2,100種類以上) |
- 利用者が多くバランスが取れている
- 最大レバレッジは1,000倍
- 最低スプレッドは0.6pips
- 取引手数料が無料
スタンダード口座は、取引手数料が無料という点が大きな魅力です。ロースプレッド口座と比べるとスプレッドは広くなりますが、それでも他社と比べたら比較的狭いほうだと言えるでしょう。
特に、他社のスタンダード口座と比較すると、IC Markets(ICマーケッツ)のスタンダード口座のスプレッドは狭いです。
人気の高い海外FXをいくつか厳選し、スタンダード口座のスプレッドを比較しました。
海外FX会社 | IC Markets(最小) | Exness(平均) | GEMFOREX | XM |
USD/JPY | 0.8pips~ | 1.1pips | 1.5~1.6pips | 1.6~1.8pips |
EUR/JPY | 1.3pips~ | 1.9pips | 1.6~1.8pips | 2.1~2.5pips |
GBP/JPY | 1.82pips~ | 2.0pips | 2.0~2.5pips | 3.0~3.4pips |
AUD/JPY | 1.5pips~ | 1.5pips | 1.6~1.7pips | 3.5~3.8pips |
EUR/USD | 0.8pips~ | 1.0pips | 1.1~1.3pips | 1.6~1.8pips |
上記は各FX会社の公式サイトで公開されている数値です。
このように、IC Markets(ICマーケッツ)はスタンダード口座でも比較的スプレッドが狭く使い勝手が良いことが魅力となっています。
IC Markets(ICマーケッツ)のロースプレッド口座
IC Markets(ICマーケッツ)のロースプレッド口座の基本スペックは下記の通りです。
おすすめの人 | EAの利用やスキャルピングがメインのトレーダー |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
最小スプレッド | 0.0 pips |
取引手数料 | 1ロットごとに片道$3.5(往復$7) |
注文方式 | NDD ECN |
スキャルピング・EA制限 |
いずれも制限なし |
ゼロカット・追証 | ゼロカットあり(サポートに申請が必要)、追証なし |
サーバーの場所 | ニューヨーク |
取引プラットフォーム | MT4、MT5、WebTrader |
対応デバイス | Windows、Mac、Android、iOS |
ロスカット水準 | 50% |
マージンコール | 100% |
ストップレベル | ゼロ |
最大ポジション数量 | 200 |
最小取引数量 | 0.01ロット |
最大取引数量 | 1,000ロット |
最低入金額 | $200 |
口座維持費 | なし |
取扱商品 | FX通貨ペア(61種類)、インデックス(23種類)、コモディティ(8種類)、原油(5種類)、貴金属(11種類)、債権(9種類)、仮想通貨(18種類)、株式(2,100種類以上) |
ロースプレッド口座の大きな魅力は、何と言っても最低スプレッド0.0pipsというスプレッドの狭さ。そのためスキャルピングトレーダーに選ばれている口座です。
IC Markets(ICマーケッツ)はスキャルピングの制限がないため、ロースプレッド口座のスペックがより魅力的に感じます。
しかし1ロットあたり往復7ドルの取引手数料がかかることがデメリット。取引手数料もコストとなりますが、スプレッドの狭さでカバーできるケースが多いです。
IC Markets(ICマーケッツ)のロースプレッドcTrader口座
IC Markets(ICマーケッツ)のロースプレッドcTrader口座の基本スペックは下記の通りです。
おすすめの人 | デイトレードやスキャルピングがメインのトレーダー |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
最小スプレッド | 0.0 pips |
取引手数料 | 1ロットごとに片道$3.0(往復$6) |
注文方式 | NDD ECN |
スキャルピング・EA制限 |
いずれも制限なし |
ゼロカット・追証 | ゼロカットあり(サポートに申請が必要)、追証なし |
サーバーの場所 | ロンドン |
取引プラットフォーム | cTrader、TradingView |
対応デバイス | Windows、Mac、Android、iOS |
ロスカット水準 | 50% |
マージンコール | 100% |
ストップレベル | ゼロ |
最大ポジション数量 | 2,000 |
最小取引数量 | 0.01ロット |
最大取引数量 | 1,000ロット |
最低入金額 | $200 |
口座維持費 | なし |
取扱商品 | FX通貨ペア(61種類)、インデックス(23種類)、コモディティ(8種類)、原油(5種類)、貴金属(11種類)、債権(9種類)、仮想通貨(18種類)、株式(2,100種類以上) |
IC Markets(ICマーケッツ)のロースプレッドcTrader口座の大きな特徴は、取引プラットフォームがcTraderもしくはTradingViewだという点です。
最低スプレッドが0.0pipsなど、スプレッドが狭いというのはMT4/MT5バージョンのロースプレッド口座と共通しています。
なお、取引手数料は1ロットあたり往復6ドルかかることに注意しましょう。
cTraderは高速約定でスキャルピングなどの短期トレードに最適な取引ツールなので、デイトレードやスキャルピングトレーダーにおすすめです。
IC Markets(ICマーケッツ)の口座タイプ・まとめ
IC Markets(ICマーケッツ)の口座タイプについて解説しました。
最後に要点をまとめます。
- IC Markets(ICマーケッツ)の口座タイプは3種類
- スタンダード口座は取引手数料がなく全体的にスペックのバランスが良いことが特徴で、裁量トレーダーや初心者トレーダーにおすすめ
- ロースプレッド口座はスプレッドの狭さとMT4/MT5に対応していることが特徴で、スキャルピングなどの短期トレードにおすすめ
- ロースプレッドcTrader口座はスプレッドの狭さとcTraderに対応していることが特徴で、スキャルピングなどの短期トレードにおすすめ