easyMarkets(イージーマーケット)は2001年に創業した老舗の海外FX業者で、世界中のトレーダーから高い評価を受けています。
今回は、FXの取引手法で昔から使われている「両建て」について解説します。
FX業者の中には両建てを使った不正行為を防ぐために、両建てを禁止しているところがありますが、easyMarketsでは両建てを認めています。
このページでは、両建てのメリットやデメリット、easyMarketsで両建てを行う際の注意点などを解説していきます。
easyMarkets(イージーマーケット)の両建は公式に認められている手法
海外FX業者の中には両建てが使えないところもありますが、easyMarketsでは両建ては禁止されておらず、同口座内に限り両建て可能です。
両建てとは、同一の通貨ペア(USD/JPY、EUR/USDなど)でロング(買い)とショート(売り)のポジションを同時に保有する取引手法を言います。
両建てしている間は、相反する両方のポジションを保有しているため決済したのと同じ状況となり、価格がどちらへ動いても損失と利益が一定のままになります。
パターン1:利益が出ている場合の両建て
現在、ロングのポジションを保有して利益が出ているとします。
戻り高値を抜いたので上昇トレンドへ転換している可能性が強いものの、一気に上昇したので一時的に利確や調整が入ると考えたとします。
この場合、ショートポジションも保有して両建てすることによって、ロングの利益が減少することを防ぐことができます。
再び上昇を始めた時に、ショートを決済してロングだけを残すと、ショートの利益分+これから上がるロングの利益も伸ばせます。
この方法は、相場の価格周期を利用した手法で株でもよく使われ「うねり取り」とと呼ばれている呼ばれています。
パターン2:損失が出ている場合の両建て
現在、ロングのポジションを保有して損失が出ているとします。
ここで損切りすると損失が確定してしまいますが、何らかの根拠があり、チャートが反転する可能性が高いと考えている場合、ショートを保有して両建てにすることで一時的に損失を固定できます。
予想通り反転した時にショートを決済してロングだけを残すと、マイナス分を取り戻せ、さらに利益を出すことができます。
easyMarkets(イージーマーケット)の両建てに関する禁止事項
easyMarketsでは両建ては認められていますが、以下の行為が禁止されています。
複数口座の操作
easyMarketsでは1つのアカウントで複数口座を持つことはできません。
ここでいう複数口座の操作とは、家族や知人などを使い複数口座を使って両建てを行うという行為を指し、アービトラージ(サヤ取り)とも言われています。
複数口座での両建てが発覚した場合には、アカウントを凍結されるだけでなく、利益も没収され口座残高を出金できなくなるのでご注意ください。
悪意のある両建て
悪意のある両建てとは、ゼロカットシステムを悪用した両建てのことです。
- easyMarketsに10万円、ゼロカットシステムを採用している海外FX業者Aに10万円を入金します。
- FOMCや雇用統計など重要経済指標の直前に、easyMarketsで10万通貨(1ロット)のロング、業者Aで10万通貨(1ロット)のショートを保有します。この時点で両建てとなります。
- 指標でレートが大きく動き、150 pips上昇しました。
- この場合、easyMarketsでは15万円(1,000円x150pips)の利益が出ます。業者Aはゼロカットシステムにより損失は10万円なので、合算すると5万円の利益が出ます。
これが、システムを悪用した両建ての一例です。
不正を疑われた利用者は、出金拒否やアカウント凍結などのペナルティを受けていますので、このような禁止行為を行ってはいけませんよ。
不適切な提出書類の使用
easyMarketsでは初回出金前に本人確認書類の提出が必要ですが、他人の名義を使って虚偽の身分証明書や住所証明書を提出することは禁止されています。
easyMarketsで口座開設する場合には、必ず本人名義で登録するようにしてください。
easyMarkets(イージーマーケット)の両建てに関する注意点
easyMarketsで両建てを行う際には、以下の点に注意しましょう。
両建てを外すタイミングを間違えると、利益が減ったり損失が増える
両建てしている間は利益と損失を固定できますが、両建てを外す時にタイミングを間違えると、せっかくの含み益を大きく減らしたり、逆に損失が拡大する可能性があります。
片側のポジションを決済すると証拠金維持率が下がる
両建てしている間は証拠金維持率も一時的に増減のない状態にできますが、両建てを外すと証拠金維持率が下がります。
マージンコールやロスカットが近づいた状態で一時的に両建てした場合は、今後の対策をしっかりと考えて両建てを外すようにしましょう。
マイナススワップが多いためスイングトレードの両建てには向かない
プラススワップ-マイナススワップ=プラスの場合、両建てにすることで少しずつ利益を積み上げることができますが、easyMarketsはマイナススワップが多いため、スワップポイントで稼ぐことは難しいです。
両建てした状態で日またぎや週またぎすると、買いと売りでそれぞれマイナスのスワップがつくため、できるだけ当日内に両建てを外すことをおすすめします。
easyMarkets(イージーマーケット)の両建てまとめ
easyMarketsでは1アカウント・1口座のみの両建ては認められていますが、複数口座間での両建ては禁止されています。
不正行為はバレた時の対象が大きいので、絶対に行わないようにしてください。