TTCM(トレーダーズトラスト)は、海外FX会社の中で最高水準の最大レバレッジ3,000倍で取引が可能です。
しかし、レバレッジが高いからといって、証拠金に見合わない大きすぎるロットで取引すると、ロスカットやゼロカットのリスクがある点に注意が必要です。
このページでは、TTCM(トレーダーズトラスト)のロスカットやゼロカットに関するルール、注意点について詳しく解説していきます。
TTCM(トレーダーズトラスト)のロスカットルール
TTCM(トレーダーズトラスト)のロスカットは、以下の手順で実行されます。
- 証拠金維持率が50%(VIP口座は80%)を下回るとマージンコールが発生する
- その後、証拠金維持率が20%(VIP口座は50%)を下回るとロスカット(強制決済)が執行される
- 相場の急変動などで証拠金維持率が急激に下がり、残高がマイナスになった場合はゼロカットが執行される
- マイナス部分についてはTTCM(トレーダーズトラスト)が補填してくれるが、残高を元に戻すためにはサポートへ申請する
証拠金維持率が50%を切るとマージンコールが発生する
TTCM(トレーダーズトラスト)では証拠金維持率が50%(VIP口座は80%)を切るとマージンコールが発生します。
マージンコールとは?
証拠金維持率が低下し、ロスカットレベルが近づいていることを知らせてくれるアラート機能のようなもの。MT4では、マージンコールが発生するとターミナルウィンドウの損益表示欄が赤く表示されます。
証拠金維持率が20%を下回るとロスカット(強制決済)が執行される
マージンコールが発生後、証拠金維持率が減少し20%(VIP口座は50%)を下回るとロスカットが執行されます。
ロスカットとは?
証拠金維持率がFX会社の定める水準を下回った場合に強制的にポジションを決済されること。
ロスカットが間に合わなかった場合はゼロカットされる
TTCM(トレーダーズトラスト)では、証拠金維持率が20%を下回ると自動的にロスカットされますが、相場の急変動でロスカットが間に合わず、口座残高がマイナスになってしまうケースも考えられます。
その場合は、マイナス分に関してはTTCM(トレーダーズトラスト)が補填してくれるため、顧客がマイナス分の追証を求められることはありません。
これをゼロカットシステムといいます。
口座残高の修正をサポートデスクへ申請する
TTCM(トレーダーズトラスト)では、マイナスになった口座残高をゼロへ戻すためには、サポートデスクへ申請が必要です。
日本語カスタマーサポート(jsupport@ttcm.com)へ下記の文面を送ります。
件名:ゼロカット補償・口座残高修正
本文記載内容:
1. お名前
2. 登録メールアドレス
3. 口座残高の修正を希望する運用口座番号
口座残高がマイナスの状態で入金すると、マイナス分を相殺されてしまうのでご注意ください。
TTCM(トレーダーズトラスト)では強制ロスカットにどのくらい耐えられるのか
次に、TTCM(トレーダーズトラスト)で取引した場合にどのくらいまで強制ロスカットに耐えられるのかを見ていきましょう。
強制ロスカットに耐えられる金額を算出するためには以下の計算式を使います。
- ロット数に対する必要証拠金の計算
- ロスカット水準の有効証拠金
- ロスカット水準までの含み損
ロット数に対する必要証拠金の計算
ロット数に対する必要証拠金は以下の計算式で算出できます。
(銘柄の価格xロット数量)÷レバレッジ=必要証拠金
ドル円(USD/JPY)が130円で1ロット(10万通貨)を保有した場合
(130×100,000)÷3,000=約4,333円
この場合の必要証拠金は約4,333円になります。
ロスカット水準の有効証拠金
ロスカット水準の有効証拠金は、以下の計算式で算出します。
必要証拠金xロスカット水準=ロスカット水準の有効証拠金
必要証拠金が5万円だった場合、その20%は10,000円ですから、口座残高が10,000円を下回るとロスカットされます。
ロスカット水準までの有効証拠金
ここまでくると、あと少しです。
最後に、ロスカット水準までの含み損は、以下の計算式で算出します。
必要証拠金-ロスカット水準の有効証拠金=ロスカット水準までの含み損
【例】ドル円(USD/JPY)が130円の時に、10万通貨、レバレッジ3,000倍で取引するとします。
この場合
必要証拠金は、(130×100,000)÷3,000=約4,333円
ロスカット水準の有効証拠金は、4333×20%=約867円
ロスカット水準までの含み損は、 4333-867=3,466円
したがって、3,400円の含み損を抱えた時点でロスカットされます。
- 1,000通貨(0.01ロット)→10円
- 1万通貨(0.1ロット)→100円
- 10万通貨(1ロット)→1,000円
ロスカットまでの含み損が3,500円として、上記の例に当てはめると
- 1,000通貨を保有した場合→350pips
- 1万通貨を保有した場合→35pips
- 10万通貨を保有した場合→3.5pips
ということになります。
TTCM(トレーダーズトラスト)の証拠金計算方法
ここからはTTCM(トレーダーズトラスト)の証拠金の計算方法を理解しましょう。
必要証拠金の計算方法
TTCM(トレーダーズトラスト)でポジションを保有する場合、「どれぐらいの証拠金が必要なのか。」を理解しておくことが重要です。
必要証拠金は以下の計算式で算出できます。
必要証拠金=(基本通貨の価格x保有ロット数)÷レバレッジ
【例】ドル円(USD/JPY)のレートが130円で、10万通貨保有する場合に必要な証拠金を計算してみましょう。
(ドル円のレート130円 x 10万通貨)÷ レバレッジ3,000倍 = 約4,333円
【例1】ドル円が130円でレバレッジ25倍。この時、10万円通貨を保有するために必要な証拠金は
(130円×10万通貨)÷25=520,000円になります。
【例2】ユーロ円が140円でレバレッジ25倍。10万円通貨を保有するために必要な証拠金は
(140円×10万通貨)÷25=560,000円になります。
証拠金維持率の計算方法
次に、証拠金維持率の計算方法を理解しましょう。
証拠金維持率とは?
必要証拠金に対する残高の割合のことをいいます。
海外FX会社では、決められた証拠金維持率を下回ると自動的にロスカット(強制決済)が執行されます。
証拠金維持率は、以下の計算式で算出できます。
(有効証拠金÷必要証拠金)x100=証拠金維持率
【例】TTCM(トレーダーズトラスト)へ10万円を入金して、100%ボーナスの10万円を受け取り、口座残高が20万円でスタート。レバレッジは3,000倍とします。
ドル円(USD/JPY)のレートが130円で、50万通貨保有する場合に必要な証拠金は
(ドル円のレート130円 x10万通貨)÷ レバレッジ3,000倍 = 約4,333円
この時の証拠金維持率は
(有効証拠金200,000÷必要証拠金4,333円)×100=約4616%
になります。
TTCM(トレーダーズトラスト)のロスカット基本知識
ここでは、TTCM(トレーダーズトラスト)のロスカットに関する基本的な知識を解説します。
ロスカットを避けるための方法は3つ
マージンコールが発生し、ロスカットが近づいているときには以下3つの方法を考えましょう。
- 追加入金を行う
- 損切り、またはポジションを一部決済して証拠金維持率を上げる
- 両建てを行う
上記の中では、①の追加入金がもっとも簡単ですが、銀行送金のように残高に反映されるまで時間がかかる入金方法だと、ロスカット回避が間に合わない可能性があります。
③の両建ては、一時的な損失拡大はできますが、その後の立ち回りは上級者でも難しいのであまりおすすめはしません。
基本的には、②の損切り、またはポジションを減らす方法がもっともおすすめです。
ボーナスは証拠金として使えない点に注意
TTCM(トレーダーズトラスト)では、ボーナスはクレジットに入りますが、現金残高がゼロになった時点でボーナスが消滅します。
つまり、証拠金として使えない点に注意しましょう。
TTCM(トレーダーズトラスト)のロスカットまとめ
最後に、TTCM(トレーダーズトラスト)のロスカットについてまとめます。
- 証拠金維持率が50%でマージンコールが発生、20%を下回るとロスカットが執行される
- ロスカットが間に合わない場合はゼロカットされるが、入金額以上の損失はTTCM(トレーダーズトラスト)が補填してくれる
- ゼロカット後はサポートデスクへ連絡して、残高をゼロにしてもらう
- 残高がゼロになる前に入金すると、マイナス分と相殺されるので注意
- ポジションを保有する前に、必要証拠金、証拠金維持率を計算し、トレードスタイルにあった維持率をキープすることが重要
- ダイナミック・レバレッジという独自システムを利用しており、証拠金残高に関わらず最大レバレッジ3,000倍での取引が可能