FinPros(フィンプロス)は2022年設立、日本語対応は2024年からスタートしました。
『取引コスト削減』を強みとしている海外FX会社で、低スプレットや安い取引手数料を提供しています。
また、様々な特徴を持つ複数の口座タイプから選択できるため、スキャルピングなどの短期トレード派からスイングトレードなどの長期トレード派まで満足できることでしょう。
この記事ではFinPros(フィンプロス)のスプレッドについて解説します。
FinProsのスプレッドの特徴
スプレッドとは
FX取引における買値と売値の差。取引時に発生する手数料のこと。
スプレッドが狭い=取引コストが安い。スプレッドが広い=取引コストが高い。
FinPros(フィンプロス)のスプレッドの主な特徴を下記にまとめました。
- FinPros(フィンプロス)のスプレッドは口座タイプによって変わる
- FinPros(フィンプロス)のスプレッド取引銘柄によって変わる
- FinPros(フィンプロス)のスプレッドは変動制なのでタイミングによって変わる
FinProsの口座タイプ別の平均スプレッド
まず、FinPros(フィンプロス)の口座タイプによってどのようにスプレッドが変わるのかを紹介します。
FinPros(フィンプロス)の各口座タイプのスプレッドは、下記のとおりです。
- Edge口座(エッジ口座):0.4pips~
- Raw+口座(ロープラス口座):0.0pips~
- Vantage口座(ヴァンテージ口座):1.6pips~
- ClassiQ口座(クラシック口座):1.5pips~
エッジ口座とロープラス口座は低いスプレッドが魅力です。しかし取引手数料がかかります。
ヴァンテージ口座とクラシック口座はそれほどスプレッドは狭くありませんが、取引手数料は無料です。
その他の口座タイプもそれぞれのメリットがあるので、条件をよくチェックして自分に合うものを選択しましょう。
また、FinPros(フィンプロス)のスプレッドは取引銘柄によっても変わりますし、変動制なので時間によっても変わります。
FinProsのMT5でスプレッドを確認する方法
FinPros(フィンプロス)の取引プラットフォームはMT5です。FinPros(フィンプロス)のMT5では、気配値表示ウィンドウ上でスプレッドを表示できます。
- 気配値表示ウィンドウ上で右クリックをする
- 「表示列」をクリックする
- 「スプレッド」をクリックする
- 気配値表示ウィンドウ上に「スプレッド」が表示される
MT5の場合は「スプレッド」と日本語で表示されるのでわかりやすいです。
pipsにするには10分の1にして、
11=1.1pips
だと判断します。
FinProsの銘柄別スプレッド一覧
2024年4月某日に調査した、FinPros(フィンプロス)の銘柄別の最低スプレッドを口座ごとに紹介します。
すべての銘柄は紹介しきれないので、
- FX通貨ペア
- 金属
- エネルギー
- 指数
から、それぞれ一部銘柄を厳選してスプレッドを紹介。全5種類の口座タイプのスプレッドを比較しました。
なお、Edge口座(エッジ口座)とRaw+口座(ロープラス口座)はスプレッドでかかるコストの他、取引手数料もかかります。
FinProsのメジャー通貨ペアの最低スプレッド一覧
Edge口座 | Raw+口座 | Vantage口座 | ClassiQ口座 | |
USDJPY | 0.0pips | 0.5pips | 1.9pips | 1.9pips |
AUDCAD | 0.5pips | 0.0pips | 2.0pips | 2.0pips |
AUDJPY | 0.5pips | 0.0pips | 1.9pips | 1.9pips |
EURUSD | 0.4pips | 0.0pips | 1.6pips | 1.6pips |
GBPUSD | 0.4pips | 0.0pips | 1.6pips | 1.6pips |
FinPros(フィンプロス)では上記のメジャー通貨ペアのほか、マイナー通貨やクロス通貨、エキゾチック通貨まで多種類の通貨を取り扱っています。
また、紹介しているスプレッドは2024年4月の調査結果です。スプレッドは時間によって変動するので、あくまでも参考値としてご覧ください。(※以下同様)
FinProsの金属の最低スプレッド一覧
Edge口座 | Raw+口座 | Vantage口座 | ClassiQ口座 | |
XAGUSD | 0.002pips | 0.000pips | 0.004pips | 0.004pips |
XAUEUR | 0.08pips | 0.00pips | 0.19pips | 0.19pips |
XAUUSD | 0.08pips | 0.00pips | 0.2pips | 0.20pips |
XPDUSD | 7.54pips | 7.46pips | 7.66pips | 7.66pips |
XPTUSD | 1.79pips | 1.73pips | 1.91pips | 1.91pips |
FinPros(フィンプロス)では金や銀の取引が可能です。
FinProsのエネルギーの最低スプレッド一覧
Edge口座 | Raw+口座 | Vantage口座 | ClassiQ口座 | |
BRENT | 0.03pips | 0.02pips | 0.04pips | 0.04pips |
WTI | 0.02pips | 0.01pips | 0.03pips | 0.03pips |
XNGUSD | 0.007pips | 0.006pips | 0.008pips | 0.008pips |
FinPros(フィンプロス)では石油やガスの取引が可能です。
FinProsの指数の最低スプレッド一覧
Edge口座 | Raw+口座 | Vantage口座 | ClassiQ口座 | |
ASX200 | 1.75pips | 1.10pips | 3.31pips | 3.31pips |
DAX | 1.75pips | 0.50pips | 2.31pips | 2.31pips |
DJI | 2.00pips | 1.00pips | 3.20pips | 3.20pips |
FTSE100 | 1.23pips | 0.80pips | 2.09pips | 2.09pips |
HANGSENG | 6.98pips | 3.10pips | 16.30pips | 16.30pips |
FinPros(フィンプロス)では株価指数CFDの銘柄も取り扱っています。
FinProsと他社の海外FX業者のスプレッドを比較
FinPros(フィンプロス)の平均スプレッドと、他社の海外FX業者の平均スプレッドを比較しました。
比較する海外FX業者は、XMとIS6FXの利用者が多い大手2社です。
FinPros (クラシック口座) |
XM (スタンダード口座) |
IS6FX (スタンダード口座) |
|
USD/JPY | 1.9pips | 1.9pips | 2.3pips |
EUR/USD | 1.6pips | 1.6pips | 2.0pips |
GBP/USD | 1.6pips | 1.9pips | 2.4pips |
上記の銘柄に関しては、大手他社の海外FXと比べてFinPros(フィンプロス)のスプレッドは他社と比較しても狭いことがわかりました。ロープラス口座は0pipsの銘柄も多いので、さらに低いスプレッドで取引できます。
FinProsのスプレッドが広がるタイミングとは
FinPros(フィンプロス)は変動スプレッドなので、時間によってスプレッドにバラつきがでます。
そのため、『レートが大きく変動するタイミング=スプレッドが広がるタイミング』を知っておくことが大切です。
スプレッドが広がるタイミングは、下記のとおり。
取引量が少なくなるタイミング
→早朝や深夜、年末年始、週末、ニューヨーク市場のクローズ時間、欧米市場が休場時など
重要な経済指標の前後
→アメリカの雇用統計やFOMC、各国のGDP、政策金利発表、米国大統領選挙や世界各国の選挙、要人発言が行われる時間帯の前後など
震災、紛争、巨大企業の倒産などがあったタイミング
上記のタイミングは、レートが大きく変動してスプレッドが拡大する可能性があるので、取引コストを抑えるためには、このタイミングを避けて取引しましょう。
FinProsのスプレッドについて・まとめ
FinPros(フィンプロス)は、他社と比べてもスプレッドの狭さが魅力。口座タイプや銘柄によってスプレッドは変わりますが、平均して低スプレッドとなっているため、取引コストを抑えられます。
FinPros(フィンプロス)の全口座タイプの中では、ロープラス口座とエッジ口座は特にスプレッドが狭いのですが、どちらも取引手数料がかかります。
ヴァンテージ口座とクラシック口座はスプレッドがやや高めでも取引手数料がかからないことが魅力です。そういった特徴から、ロープラス口座とエッジ口座はスキャルパー向け、ヴァンテージ口座とクラシック口座はスイングトレーダー向けだと言えます。
また、FinPros(フィンプロス)は変動スプレッド制なので、タイミングによってもスプレッドが変わります。MT5でスプレッドをチェックしながら取引しましょう。
- FinPros(フィンプロス)のスプレッドは、口座タイプや銘柄によって違う
- FinPros(フィンプロス)は変動スプレッド制なので、タイミングによってスプレッドが変わる
- 他社のスプレッドと比較してFinPros(フィンプロス)のスプレッドは狭いので、取引コストを抑えられる