日本で人気の高いXMトレーディングでは、豊富な株価指数の取引が可能です。
株価指数というと、「上級者向き」「分析が難しそう」といったイメージを持つ方が多いです。しかし実際は取引がしやすく、様々な通貨ペアの分析にも役立てられる銘柄となっています。
このページではそんな株価指数の中でも人気なUS30(ダウ)について、XMトレーディングでの取引ルールや概要を詳しく解説していきます。
US30とは?!
US30は、Dow Jones工業株価平均またはNYダウとも呼ばれます。
アメリカのダウジョーンズ社が発表する指数の1つで、ナスダックやニューヨーク証券取引所に上場している30銘柄をもとに計算された指数です。
企業はアップルやマクドナルド、マイクロソフトといった、日本人にも馴染みのあるアメリカの代表的な企業から構成されます。
現物と先物がある
US30には現物と先物の2種類があります。
現物と先物
現物取引:市場の時価で計算された売買代金を受け渡す方法
先物取引:決められた期日に取引時点で決めた価格で売買する方法
通常の通貨ぺアなどの取引は現物取引となりますが、US30のような株価指数では先物取引もできる仕組みです。
先物取引は価格変動のあるものを一定の金額で購入できるので、リスクヘッジの投資法として利用されることが多いです。
しかし先物は実際の取引とは違うので配当金やスワップが受け取れません。
配当金はUS30の先物を買いポジションを入れた場合のみ発生します。
売りポジションの保有では、反対に支払い義務が発生するので注意しましょう。
1884年から存在する歴史ある銘柄
US30は、1884年から存在する銘柄です。長い歴史がある中で、現在に至るまで右肩上がりの上昇を決めています。
第一次/第二次世界大戦や、イラク戦争、湾岸戦争といった有事、またギリシャ問題やリーマンショックなどが発生した際に暴落をした経緯があります。
アメリカ経済の動向は米ドルの売り買いよりも先に、US30に動きに表れやすいです。そのため、米ドル関連通貨での取引をする分析の1つとして、US30の値動きを見る方もいます。
XMトレーディングのUS30取引ルール
次に、XMトレーディングでのUS30取引ルールを見ていきましょう。
現物 | US30cash |
先物 | US30(日付) |
XMトレーディングでは現物と先物で表記が異なります。
先物は3か月単位での保有となるので、その都度銘柄名も異なる仕組みです。
現物か先物では取引ルールが異なる場合もあるので注意しましょう。
取引時間
取引時間は、現物も先物も共通です。
月曜日―木曜日…8:05AM~翌6:15AM
クロージングタイム…朝6:30~6:55
金曜日…8:05AM~翌6:50AM
クロージングタイムは新規注文のみ受け付けられて、決済などの取引はできません。
スプレッド
スプレッドは、現物と先物で仕組みが異なります。
銘柄 | スプレッド |
現物 | 最低2.8pips |
先物 | 固定6pips |
現物は変動制スプレッドとなっており、最低2.8pipsでの取引ができます。相場状況によっては広がるケースもあるので注意しましょう。
先物は固定で6pipsと広めのスプレッド水準が設定されています。
レバレッジ
XMトレーディングで、US30取引時にかけられる最大レバレッジは現物も先物も100倍です。
2021年6月11日のレートである34456ドルと1ドル110円計算での必要証拠金を見てみましょう。
1ロット=ダウ平均株価×1ドル÷100
→1ロット=37901円
最大100倍のレバレッジ=37901円
1ロット取引に必要な金額は、約4万円弱という所になります。
XMトレーディングでのUS30取引に関する注意点
次に、XMトレーディングでUS30取引をする際の注意点を紹介します。
現物保有はマイナススワップが発生する
US30の現物保有をすると、売り買いのどちらでエントリーした場合でもマイナススワップが発生しやすいです。
スワップとは?!
金利の低い国の通貨で金利が高い国の通貨を買うと、金利差額が発生して毎日受け取れる→スワップ
反対の場合、金利差額分を支払わなければならない→マイナススワップ
相場状況にもよりますが、売り買いの両方でマイナススワップが発生するケースが多いので長期投資には向いていません。
先物は3か月ごとに決済期限がある
US30の先物取引は、3か月ごとの決済期限が設けられています。
上の画像では、JUN21つまり6月21日までの決済期限があるUS30の先物という意味です。
先物取引をする場合は、自身の保有したポジションの有効期限をよく確認しておきましょう。
XMトレーディングのUS30取引まとめ
XMTradingのUS30取引についてまとめました。
- US30は現物と先物の2種類がある
- 先物は3か月ごとの決済期限が設けられている
- 現物のスワップは売り買いともにマイナスが多い
- 米国経済の動向が顕著に現れる銘柄
現物でのスワップがマイナスになることを考えると、短期~デイトレード向きといえるでしょう。
最大レバレッジが100倍と低めに設定されていますが、値幅はかなり大きいので短期的に利益を上げやすい銘柄です。米国経済の動向を分析する際や、米ドルの動きを予測するためにも有効な銘柄です。
実際にUS30取引をしなくても、チャートを見て相場状況を分析するのも良いでしょう。