世の中には様々な投資がありますが、何を始めたらいいのか分からないという方も多いでしょう。
そのような方には海外FXがおすすめです。
海外FXには他の投資にはない様々な魅力があるので、投資初心者が最初に選ぶものとして最適と言えます。
本記事ではそんな海外FXのメリットを詳しく紹介します。
海外FXを他の投資と比較
次は、海外FXを他の投資と比較していきます。
投資の種別でどのような違いがあるかを見ていきましょう。
投資種別 | リターン | 最低投資額 | 利益が出るスピード | 自由度 |
海外FX | 大 | 少額 | 早い | 高い |
国内FX | 大 | 1万円ほどは必要 | 早い | 高い |
不動産 | 中 | 多くの元手が必要 | 遅い | 低い |
株式投資 | 大 | 銘柄によっては多くの元手が必要 | 早ち | 低い |
積み立て式(株) | 小 | 少額 | 遅い | 低い |
代表的な投資種別で比較しています。
海外FXの魅力は、少額でも大きなリターンが見込めるという点です。
最近では積みたてNISAという少額からコツコツと運用できる投資が流行していますが、低リスクではありながらも得られるリターンはそれほど多くありません。
また、長年人気の投資である不動産などは、購入時にある程度の元手が必要となってきます。
株式投資は投資スタイルによりますが、日本の銘柄であれば東京証取引所の動いている日中の時間しか取引ができません。
平日24時間取引が可能なFXに比べると自由度は低いと言えるでしょう。
海外FXと国内FXの違い

比較対象となりやすい海外FXと国内FXの違いを紹介します。
海外or国内 | 海外FX | 国内FX |
取引形態 | NDD方式が多い | DD方式が多い |
銘柄数 | 豊富 | 少なめ |
最大レバレッジ | 400倍~無制限 | 25倍 |
スプレッド | 広め | 狭い |
スワップ | 安い | 高い |
スキャルピング | 公認している場合が多い | 禁止にしている場合が多い |
プラットフォーム | MT4やMT5 | 独自ツール |
ゼロカット | あり | なし |
安全性 | 低い会社もある | 高い |
入出金ルール | 複雑 | シンプル |
日本語サポート | 会社によっては非対応 | 対応 |
ロスカット | 0〜30% | 50~100% |
その結果海外FXとは全く異なる運営方針となっていますね。
大きな違いとしてはNDD方式とDD方式という点です。
DD方式とNDD方式
DD方式→インターバンク市場の価格を参考にレートを出す。
NDD方式→インターバンク市場の価格にスプレッドを上乗せして注文を通す。
DD方式はインターバンク市場に注文が通ることはありません。
FXでは投資家の売買によって価格変動が起きますが、DD方式の取引所で売買をしても市場価格には影響が全くないという事です。
そのため、DD方式の会社では顧客の勝ち負けが会社の利益に直結します。
それに対してNDD方式では、市場価格に上乗せされたスプレッドで利益を出します。
顧客の勝ち負けは利益に関係がないので、透明性の高い取引と言われているのです。
以下の会社ではDD方式を採用しているんだ。
- iFOREX
- IS6FX
- GEMFOREX
DD方式ではスプレッドで利益を出さないので、会社側で提示するスプレッドを狭くできるメリットがあります。
海外FXのメリット
次に、海外FXのメリットについて紹介します。
海外FXをこれから始める方はぜひ参考にしてみてください。
少額で始められる
海外FXは少額で始められる投資です。
FXと聞くと「大金が必要」「多くの元手がないと開始できない」と考える方も多いですが、全くそんなことはありません。
FX会社 | 最低入金額 |
XM | 500円 |
AXIORY | 5000円 |
TitanFX | 2万円 |
GEMFOREX | 100円 |
Exness | 100円 |
BigBoss | 100円 |
高い会社でも2万円ほどで開始可能です。
GEMFOREXやXMでは100円~500円といったワンコインの入金で始められるのでかなり始めやすいと言えます。
海外FXでは会社によって豊富なボーナスが提供されています。
そのボーナスを活かすことでさらに低リスクの取引が可能です。
少額でも大きな利益が見込める
FXにはレバレッジといった独自の制度があります。
レバレッジ
自己資金以上の取引ができるテコの原理のようなもの。
1万円をレバレッジ25倍→25万分の取引
1万円をレバレッジ1000倍→1000万円分の取引
国内FXではレバレッジ25倍の制限がありますが、海外FXでは400倍~3000倍といった高いレバレッジがかけられます。
ゼロカットシステム
ロスカットが間に合わず証拠金がマイナスになった時にマイナス分をFX会社が補填する制度。
国内FXではゼロカットがないので、残高がマイナスになると資金以上の損失を追う可能性もあります。
損失は限定した状態で高額の取引ができるのは、海外FX特有のメリットと言えるでしょう。
結果が出るのが速い
海外FXは投資の中でも結果が出るのが速いです。
不動産や投資信託といった長期投資では、10年~数十年といった長期的なスパンで利益を積み上げます。
しかし海外FXの取引では、注文してから決済した時点で利益が確定します。
- スキャルピング→1分~十数分で決済をする
- デイトレード→1日単位で決済をする
- スイングトレード→週単位で決済をする
最も人気なのは1日単位のスイングトレードです。
1日のうちの結果が出るので、長期投資に向かない方には適していると言えるでしょう。
ボーナスキャンペーンが充実している
海外FXは全ての投資においてボーナスキャンペーンが充実しています。
国内のFXでもボーナスキャンペーンを実施している会社は多いですが、海外FXとは異なる仕組みである場合が多いです。
- 国内FX→新規口座開設後に一定の取引量を満たすとキャッシュバック付与
- 海外FX→口座開設後や入金後に無条件で付与
海外FXでは新規口座開設ボーナスや入金ボーナスが豊富です。
またそのどれもが取引量に関わらず無条件でもらえる仕組みになっています。
そのため、初回の証拠金が少なかったとしても、ボーナスを使った取引をすることで多くのロットが運用できるのです。
また、高いレバレッジをかけることでさらに大きな利益が見込めます。
- XM Trading
- GEMFOREX
- IS6FX
- HotForex
- iFOREX
上記の会社は新規口座開設者向けのボーナスが豊富な海外FXです。
既存ユーザー向けのボーナスも豊富なため、資金効率の良い取引ができると言えるでしょう。
豊富な銘柄での取引ができる
海外FXは国内FXに比べて豊富な銘柄で取引ができます。
USD/JPYやEUR/USDといったメジャー通貨はもちろん、トルコリラ、メキシコペソといったマイナー通貨までも豊富に扱っています。
AXIORYでは、2021年より株式の現物取引ができるようになっています。
通常の株式取引とは違って上昇だけでなく下落予想もできるので取引の幅が多いです。
また、GOLDやSILVERといった貴金属銘柄は海外FXで人気の取引商品となっています。
貴金属は高いレバレッジがかけられるほか、値幅も大きいので短期売買のスキャルピングなどで利益を出しやすい銘柄です。
原油やエネルギー、株式指数といった国内FXでは扱っていない銘柄が豊富なので、手法の多い方や幅広い視点で取引をしたい方に最適です。
通貨の相関性
ドル円上昇→ドル買い円売りといった、どの通貨が基軸で動いているかを示す事。
原油に買いが入ると、資源国通貨である豪ドルやカナダドルも変われやすくなります。
全く異なる銘柄でも連動している銘柄であれば、その後の値動きを予想する際に有効な分析となるのです。
MT4やMT5を採用している
国内FXではそれぞれの会社で独自のツールを提供しています。
会社の提供するツールを使って値動きを分析して、その後の売買動向を判断する仕組みです。
会社ごとにツールが違うので、取引を分けたい時などはツール事の使い方に慣れておかないといけません。
それに対して海外FXのほとんどは、MT4/MT5という共通のプラットフォームを採用して言います。
MT4/MT5
ロシアのメタクォーツ社が開発した高機能プラットフォーム。
豊富なインジゲーターが標準搭載されており、様々な視点から分析が可能。
共通のプラットフォームを使っていることで、他社に乗り換えた時でも操作方法に戸惑う事がありません。
また、自動売買やカスタムインディケータであっても、業者の垣根なく利用ができます。
海外FXのデメリット
次は海外FXのデメリットを紹介します。
海外FXならではのデメリットを詳しく見ていきましょう。
安全性に不安
国内の証券会社は、日本の企業が運営していることや金融庁の厳格な管理のもとで運営されています。
そのため高い安全性が担保されていると言えるでしょう。
しかし海外FXの場合は、どんなに海外での実績があったとしても、名前を聞いた事がないという企業が多いです。
海外FXの中には金融ライセンスを保持していない会社も多いので注意しなければなりません。
また、顧客資産の管理方法も海外と国内では異なります。
分別管理と信託保全
分別管理→投資家から預かった資産と、証券会社や信託銀行が保有する自社の資産を分けて管理
信託保全→証拠金を信託口座にて保全することにより、法的にお客様の資金を守る仕組み
国内FXのほとんどは信託保全が設けられており、万が一会社画破綻しても顧客資産は全額守られる仕組みです。
海外FXの多くは分別管理のみとなっている場合が多く、会社の破綻では全額保証されるという決まりにはなっていません。
そのため、海外FX会社の選定をする際には安全性の高い会社を選ぶ必要があります。
- XM Trading
- GEMFOREX
- TitanFX
- AXIORY
- iFOREX
- easyMarkets
iFOREXやeasyMarketsは、入れ替わりの激しいFX業界で20年以上の実績を持つ企業です。
また、上記の会社は金融庁ほど厳格ではないですが、設立場所での金融ライセンスを保有しています。
ある程度の安全性は担保されていると言えるでしょう。
日本語サポートのない会社もある
海外FXでは日本でのサービス展開をしているとは言っても、日本語サポートのない会社もあります。
公式HPは日本語で記載されていても、翻訳サイトを使っていることから日本語が微妙であったり、文章が曖昧な表記になっている場合が多いのです。
FXは平日の24時間取引できることから、急なトラブルがないとは言えません。
その際に日本語サポートで対応できないとなると、トラブル事を対処できなくなってしまいます。
海外の会社となればサポートが心配かな。
サポート体制の万全な会社を選ぶといいね。
- XM Trading
- GEMFOREX
- TitanFX
- iFOREX
- BigBoss
- AXIORY
特にTitanFXは24時間のサポートを実施しているので、初めて海外FXを始める方でも安心です。
上記の会社は日本人スタッフが常駐しているので、英語ができない方でも気軽に問い合わせができます。
入出金ルールが独特
海外FXは入出金のルールが独特です。
国内のFXであれば入金+出金は日本の銀行間で行います。
そのため、出金スピードも速くスムーズです。
しかし海外FXの場合は、一度海外の会社を経由するという点から複雑なルールが設けられている場合があります・
海外FXの口座にクレジットカードで入金をした場合は、同じクレジットカードに入金額と同額が返金されます。利益分はカード出金ができず、異なる出金方法を選ばないといけません。
クレジットカード入金ではアンチマネーロンダリング対策として上記のようなルールが定められています。
アンチマネーロンダリング対策
不正な資金の流用や犯罪組織が資金の流れを分からなくするために行う犯罪を対策する事。
XMやGEMFOREXでは、利益分の出金は銀行送金のみであるという決まりがあるよ。
会社によってはオンラインウォレットへの利益出金ができるなどの決まりがありますが、会社によってルールはバラバラです。
会社ごとに豊富な入出金方法から選べることは大きなメリットですが、会社ごとのルールはあらかじめ把握しておきましょう。
各社でかかる手数料も大きく異なるので注意しなければなりません。
取引手数料がかかる
海外FXは国内FXと比較した際に取引手数料に大きな差があります。
国内FXでは取引手数料無料で狭いスプレッドでの取引ができますが、海外FXでは手数料無料でもスプレッドは広めです。
あれってどうなんだろう?
確かにスプレッドは狭いけど、取引毎に手数料を支払わなければいけないんだ。
ECN口座
市場価格とほぼ同等のスプレッドで取引ができる口座。
FX会社はスプレッドによる利益確保ができないので、別途手数料の支払い義務がある。
以下は、各社でかかるECN口座の取引手数料です。
FX会社 | 1ロットあたりの手数料(往復) |
XM | 10ドル |
AXIORY | 6ドル |
TitanFX | 7ドル |
Exness | 7ドル |
BigBoss | 9ドル |
Land-FX | 7ドル |
1ロットあたり6ドル~10ドルの手数料が発生するので、取引回数が多くなるほどコストパフォーマンスは悪くなります。
証券会社を通す投資では、株でも不動産でも手数料は全てにおいてかかるものです。
しかしその中でも海外FXは手数料によるコストが大きい方であるというデメリットがあります。
税率が高い
海外FXで利益が出た場合は必ず確定申告をして納税をしなければいけません。
国内FXや株式投資、不動産といった投資であれば税制の優遇がありますが、海外FXは金融庁無登録の業者なので優遇はないです。
金融庁の無登録なだけで違法性があるわけではありません。
具体的には以下のようなデメリットがあります。
- 海外FXの税率は給与と同じ総合課税
- FXの利益が給与の税金を引き上げる可能性あり
- 損失の3年間繰越控除ができない
- 他の金融商品との損益通算ができない
海外FXで出た利益は、会社員の方などが貰う給与などと合計した金額に課せられます。
年収500万円で海外FXで利益が200万円出るとすると、合計した700万円に定められた税率が課せられる仕組みです。
そのため、海外FXでの利益が大きくなるほど税率も上がる仕組みですよ。
また、国内FXでは1年を通してマイナスであったとすると、翌年以降3年以内は損失の繰り越しができます。
海外FXで損失が出ている場合は、翌年になると0円にリセットされるため繰越はできません。
海外FXの傍らで株や不動産といった投資をしていても、合算しての損益通算ができないので多くの税金を支払うケースもあるのです。
安定して収益を上げることが難しい
株式投資であれば配当金、不動産であれば家賃収入といった、投資した時点である程度の安定収入が見込めるものがあります。
しかし海外FXはトレードという分類であり、安定した収益を得るにはトレードで勝たなければいけません。
安定した収益が得られる保証はされていないものなので、勝つための分析や勉強を繰り返す必要があるのです。
会社員などをしながら副業として始める事が大事だね。
海外FXの取引は将来の資産になる?

海外FXで取引をすることは、将来の資産になると言ってもいいでしょう。
- 通貨の動向は経済状況を把握することに繋がる
- 各国の景気状況を経済指標などで判断できる
- テクニカル分析は株式などの他の投資にも活かせる
- 通貨の売買は国がある限り永遠に続く者
国がある限り通貨の売買をして価値が変わるという概念は続きます。
一般企業であれば会社の破綻や倒産、吸収合併の可能性もありますが、FXというものはこれからも残っていくであろう投資です。
また、通貨動向を見ることで各国の経済状況が分かるようになります。
テクニカル分析
インディケータやローソク足などを用いて、過去統計や傾向から相場を分析する方法。
テクニカルの分析は株式投資などでも活かせるので、海外FXで学んだことは将来の資産になると言えるでしょう。
海外FXのメリットまとめ
海外FXのメリットについてまとめました。
- 少額で始められる上に高レバレッジで高いリターンが見込める
- 自己資金以上の損失を追う事はない
- 取引の結果が出るのが速い
- 税率が高く安定して収益を得ることが難しい
- 海外FXの勉強や取引は将来的な資産になる
海外FX最大のメリットは、少額でも大きなリターンが得られるという点です。
投資を始めたいけど、そこまで今の生活に余裕がないといった方には最適であると言えるでしょう。
他の投資では100円ほどで初めても高リターンは見込めません。
また、通貨動向を見ることで各国の経済状況が分かるようになります。
まずはコツコツと資金を増やすところからスタートしてみましょう。