クリプトGT(CryptoGT)は仮想通貨に特化した海外FX業者で、初回入金ボーナスや回数無制限ボーナスに加えて、最大レバレッジ500倍で取引できる点が特徴です。
ボラティリティの大きいビットコイン/米ドル(BTC/USD)をレバレッジ500倍で取引できるため、うまくトレンドの波に乗れれば短期間で大きく資金を増やすことができます。
しかし、保有したポジションが思い通りに動かず逆行した場合には、大きな損失が出るリスクも合わせ持っています。
ここでは、クリプトGTのロスカットルールや許容pipsの計算方法などを詳しく解説していきます。
クリプトGT(CryptoGT)のロスカットルール
まず、クリプトGTのロスカットルールを理解しましょう。
クリプトGTのロスカットは、以下の流れで行われます。
- 証拠金維持率が80%を切るとマージンコールが発生する
- 証拠金維持率が50%を切るとロスカットが実行される
- ロスカットが間に合わなかった場合にはゼロカットが実行される
証拠金維持率が80%を切るとマージンコールが発生する
クリプトGTでは、証拠金維持率が80%未満になった時点でマージンコールが発生します。
マージンコールとは?
証拠金維持率がFX業者の定める水準を下回った場合に、ロスカットが近づいていることを教えてくれるアラート機能のようなもの。
MT5では、マージンコールが発生するとターミナル部分が赤くなって教えてくれます。
マージンコールが発生してからもレートが逆行した場合には、ロスカットされる危険性があるため
- ポジションを決済(損切り)する
- 一部決済して証拠金維持率を上げる
- 追加入金する
といった対応が必要です。
証拠金維持率が50%を切るとロスカットが実行される
マージンコールが発生後も損失が大きくなり、証拠金維持率が50%を切るとロスカットされます。
ロスカットとは?
証拠金維持率がFX業者の定める水準を下回った場合に強制決済されること。
ロスカットが間に合わなかった場合にはゼロカットが実行される
クリプトGTでは証拠金維持率が50%でロスカットされますが、レートが急激に変動し、ロスカットが間に合わず残高がマイナスになってしまうことが考えられます。
しかし、クリプトGTはゼロカットシステムを採用しているため、マイナス分に関してはクリプトGTが補填してくれます。
ゼロカットシステムとは?
ロスカットが間に合わず口座残高がマイナスになった場合に、FX業者が損失分を負担してくれるシステムのこと。
国内のFX業者だと、口座残高がマイナスになると追証を求められることがありますが、クリプトGTではゼロカットシステムを採用しているため入金額以上の損失が出ることはありません。
クリプトGT(CryptoGT)では強制ロスカットにどのくらい耐えられるのか?
次に、クリプトGTの取引では強制ロスカットにどのくらいまで耐えられるのかを見ていきましょう。
ロスカットまでの許容pips数を把握するためには、以下の3つを理解する必要があります。
- ロット数に対する必要証拠金
- ロスカット水準の有効証拠金
- ロスカット水準までの許容含み損
ロット数に対する必要証拠金
ロット数に対する必要証拠金は、以下の計算式で算出できます。
(銘柄の価格xロット数量)÷レバレッジ=必要証拠金
クリプトGTの最大レバレッジは500倍ですが、通貨ペアは全て200倍なので、ドル円の必要証拠金を200倍で計算してみましょう。
ドル円(USD/JPY)が130円で1万通貨(0.1ロット)を保有する場合
(130円x10,000)÷200=6,500円
この場合の必要証拠金は、6,500円になります。
ロスカット水準の有効証拠金
ロスカット水準の有効証拠金は、以下の計算式で算出します。
必要証拠金xロスカット水準=ロスカット水準の有効証拠金
クリプトGTのロスカット水準は50%なので、ロスカットされた場合には口座に証拠金の半分が残ります。
証拠金が5万円だった場合には、ロスカットされた時点で口座に残る証拠金は25,000円になります。
ロスカット水準までの許容含み損
ロスカット水準までの許容含み損は、以下の計算式で算出できます。
必要証拠金-ロスカット水準の有効証拠金=ロスカット水準までの許容含み損
この計算式を使い、下記の条件で計算してみましょう。
- ドル円(USD/JPY)が130円で1万通貨(0.1ロット)を保有する
- 有効証拠金は5万円
まず、
- 1万通貨を保有するための必要証拠金は(130円 x 10,000)÷200 = 6,500円
- ロスカット水準の有効証拠金は、50,000円 x 50% = 25,000円
したがって25,000円-6,500円=18,500円の含み益を抱えた時点でロスカットされることになります。
- 1,000通貨(0.01ロット)→10円/1pips
- 1万通貨(0.1ロット)→100円/1pips
- 10万通貨(1ロット)→1,000円/1pips
クリプトGTの証拠金計算方法
レバレッジを上げすぎてトレードを行っているとロスカットされるリスクがありますから、証拠金とロット数をバランスよく調整しなければいけません。
ここからは、クリプトGTの証拠金の計算方法から解説します。
必要証拠金の計算方法
必要証拠金とは、ポジションを保有するために最低限必要な資金のことです。
クリプトGTの取引に必要な証拠金は、以下の計算式で算出できます。
必要証拠金=(通貨の価格x保有ロット数)÷レバレッジ
この計算式を使って、ドル円が130円で10万通貨を保有するために必要な証拠金を計算してみましょう。
クリプトGTの最大レバレッジは500倍ですが、通貨ペアはすべて200倍なので、必要証拠金は以下になります。
(130円x10万通貨)÷200=65,000円
参考までに、最大レバレッジが25倍の国内FX業者で計算してみましょう。
(130円x10万通貨)÷25=520,000円
国内FX業者だと520,000円も必要ですが、クリプトGTなら65,000円で10万通貨を保有できます。
証拠金維持率
次に、証拠金維持率について解説します。
証拠金維持率とは、ポジションを保有する場合の必要証拠金に対する資産の割合のことです。
証拠金維持率は、下記の計算式で算出できます。
(有効証拠金÷必要証拠金)x100=証拠金維持率
【例】カワセちゃんがクリプトGTへ5万円を入金し、80%の初回入金ボーナスである4万円を受け取りました。有効証拠金の残高は9万円です。
ドル円が130円のときに10万通貨を保有するための必要証拠金は
(130円x10万通貨)÷200=65,000円
これを証拠金維持率の計算式に当てはめると
(有効証拠金90,000円÷必要証拠金65,000円)×100=約138.46%
したがって、証拠金維持率は約138.46%です。
ドル円が130円のときに1万通貨を保有するための必要証拠金は
(130円x1万通貨)÷200=6,500円
これを証拠金維持率の計算式に当てはめると
(有効証拠金90,000円÷必要証拠金6,500円)×100=約1384.62%
したがって、証拠金維持率は約1384.62%になります。
- スキャルピング(短期売買)→300%
- デイトレード→500%
- スイングトレード→800%
クリプトGT(CryptoGT)のロスカットに関する基本知識
ここでは、クリプトGTのロスカットに関する基本的な知識を解説します。
ロスカットを避けるために重要な3つの方法
クリプトGTでロスカットを避けるための主な方法は、下記の3つがあります。
- 追加入金を行う
- 損切りしたり、一部決済してロットを減らす
- 最初からロットを大きくしすぎない
クリプトGTの最大レバレッジは500倍ですが、ボラティリティの大きな銘柄で証拠金に対するロットを大きくしすぎると、ロスカットされる恐れがあります。
- スキャルピング(短期売買)→300%
- デイトレード→500%
- スイングトレード→800%
ボーナスは証拠金として使える
クリプトGTは、初回入金ボーナス・回数無制限ボーナスなどの入金ボーナスが充実しており、受け取ったボーナスはクレジットに追加され証拠金の一部として利用できます。
クリプトGTのボーナスにはクッション機能がついており、入金額に応じたボーナスを受け取るとクレジットへ追加され、証拠金として使用できます。
クッション機能とは?
ボーナスが証拠金の役割を果たす機能のことです。ボーナスはクレジットへ追加され、最初に現金から使用されます。そして、現金の残高が0になるとボーナス分が使用されます。
クリプトGT(CryptoGT)のロスカットまとめ
最後に、クリプトGTのロスカットについてまとめます。
- 証拠金維持率が80%になるとマージンコールが発生し、50パーセントでロスカットが執行される
- ゼロカットシステムを導入しているため、急激な価格変動で口座残高がマイナスになった場合はクリプトGTが補填してくれる
- ポジションを保有する前には、ロスカットされるまでの許容pips数を把握しておく