Exness(エクスネス)は、初期段階で最大レバレッジが2,000倍、一定条件を満たすとレバレッジ無制限というハイレバレッジでの取引が可能な海外FX会社です。
しかし、証拠金残高に見合わない大きすぎるロットで取引すると、ゼロカットのリスクも合わせ持っています。
このページでは、エクスネスの証拠金というテーマで、計算方法から注意点を詳しく解説していきます。
Exness(エクスネス)の証拠金計算方法
まず、エクスネスの証拠金の計算方法から理解しましょう。
必要証拠金の計算方法
エクスネスでポジションを保有する場合、必要証拠金がいくらあればよいかを把握しておくことが重要です。
必要証拠金は、以下の計算式で算出できます。
必要証拠金=(基本通貨の価格 x 保有ロット数)÷ レバレッジ
【例】ドル円(USD/JPY)のレートが130円で、10万通貨保有する場合に必要な証拠金を計算してみましょう。
レバレッジは2,000倍とします。
(ドル円のレート130円 x 10万通貨)÷ レバレッジ2,000倍 = 6,500円
(ドル円のレート130円 x 10万通貨)÷ レバレッジ25倍 = 520,000円
証拠金維持率の計算方法
次に、証拠金維持率の計算方法を見ていきましょう。
証拠金維持率とは?
上で計算した必要証拠金に対する残高の割合のことをいいます。
海外FX会社では、決められた証拠金維持率を下回ると自動的にロスカットが執行されます。
証拠金維持率は、以下の計算式で算出できます。
(有効証拠金÷必要証拠金)x 100 = 証拠金維持率
【例】エクスネスへ3万円を入金して、口座残高が3万円、レバレッジは初期状態の2,000倍とします。
ドル円(USD/JPY)のレートが130円で、10万通貨保有する場合に必要な証拠金は
(ドル円のレート130円 x 10万通貨)÷ レバレッジ2,000倍 = 6,500円
このときにの証拠金維持率は
(有効証拠金30,000円÷必要証拠金6,500円)x100=約462%
になります。
証拠金維持率の目安
トレードスタイルにもよりますが、維持率の最低の目安は以下になります。
- スキャルピング(短期売買)→300%以上
- デイトレード→500%以上
- スイング・長期トレード→800~1000%以上
一般的に、ポジション保有時間が長くなるほど利益と損失が大きくなりやすいので、目安となる維持率が高くなります。
Exness(エクスネス)の証拠金情報
続いて、エクスネスの証拠金に関する基本情報を解説します。
ロスカットレベルは証拠金維持率が0%
一般的な海外FX会社のロスカットレベルは20~50%ですが、エクスネスではロスカットレベルが0%となっています。
つまり、証拠金維持率が0%になるまでポジションは強制決済されません。
口座残高が完全になくなるまで含み損に耐えられる点は、ハイレバレッジで取引する人にとっては大きなメリットといえるでしょう。
しかも、条件はつきますが、エクスネスの最大レバレッジは無制限なので証拠金がほとんどない状態でも1ロットを保有することが可能です。
マージンコールは口座によって異なる
エクスネスのマージンコールは、口座タイプによって異なります。
マージンコールとは?
証拠金維持率が低下し、ロスカットレベルが近づいていることを知らせてくれるアラート、警告のようなもの。
MT4とMT5では、マージンコールが発生するとターミナルウィンドウの損益表示欄が赤く表示されます。
口座タイプ | マージンコール |
スタンダード口座 | 60% |
スタンダードセント口座 | 60% |
ロースプレッド口座 | 30% |
ゼロ口座 | 30% |
プロ口座 | 30% |
追証なしのゼロカットシステムを採用
エクスネスは、追証なしのゼロカットシステムを採用しています。
証拠金残高が少なくなった状態で、急激な価格変動が起きて残高がマイナスになった場合には、マイナス分はExness(エクスネス)が補填してくれますからご安心ください。
Exness(エクスネス)の証拠金まとめ
エクスネスの証拠金についてまとめます。
- レバレッジが初期状態で2,000倍、条件を満たせば業界最高の無制限となっており、少ない証拠金でも大きな取引が可能
- 証拠金維持率がスタンダード口座は60%、プロ口座は30%を下回るとマージンコールが発生する
- ロスカットレベルが0%なので、口座残高がなくなるまで取引できる