FBSでは、以下2種類の原油取引ができます。
- ブレント原油
- WTI原油
原油の取引は、値幅の大きさから高額な利益を狙った投資商品として人気です。
また、通常の通貨ペアとは違った取引ルールが設けられています。
本記事では、FBSの原油取引というテーマで概要や取引ルールを詳しく解説します。
FBSの原油商品一覧
まずは、FBSで取り扱っている原油商品を紹介します。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
ブレント原油
ブレント原油は、ロンドン商品先物取引所で扱っている原油を指します。
海底油田で採掘されることから輸送コストがかからないという特徴を持ちます。
FBSでのMT4表示名
ブレント原油→XBR/USD
WTI原油
WTI原油は、別名ニューヨーク原油とも言います。
WTI→ウエストテキサスインターメディエトの略称。
アメリカの西テキサスで採掘される軽油質で、ガソリンや灯油の精製に適している。
世界の原油価格基準はこのWTI原油が元となっています。
ロンドン原油の約10分の1ほどの金額で取引可能です。
FBSでのMT4表示名
WTI原油→XTI/USD
FBSの原油取引ルール
次に、FBSの原油取引ルールを解説します。
- 最大レバレッジ
- スプレッド
- 取引時間
- 口座タイプ
取引前にルールや条件はしっかり覚えておきましょう。
最大レバレッジ
FBSでの原油取引でかけられるレバレッジは33倍です。
通常の通貨ペアでは最大3000倍なので、かなり低いと感じる方も多いでしょう。
これは、2020年の原油価格チャートですが、新型コロナによる需要減により暴落をしました。
急騰急落のリスクがあるので、レバレッジには制限をかけて顧客資産を守っている仕組みです。
スプレッド
以下は、FBSで取引可能な原油のスプレッドです。
ブレント原油 | 平均10pips |
WTI原油 | 平均10pips |
どちらも平均10pipsのスプレッドが付きます。
10pipsというと通常の通貨ペアでは広いですが、原油のような値動きの荒い銘柄では通常通りです。
取引時間
FBSでの原油取引時間は以下の通りです。
- 夏時間:月曜日09:05~土曜日5:55(日本時間)
- 冬時間:月曜日10:05~土曜日6:55(日本時間)
夏時間と冬時間で取引時間が異なります。
- 夏時間→3月第二日曜日午前2時〜11月第一日曜日午前2時
- 冬時間→11月第一日曜日午後2時〜3月第二日曜日午後2時
また、米国の祝日などがあると一部取引時間に変更があるので注意しましょう。
口座タイプ
FBSでは6種類の豊富な口座タイプが提供されています。
- スタンダード口座
- マイクロ口座
- セント口座
- ゼロスプレッド口座
- ECN口座
- 仮想通貨口座
この中で原油取引ができるのは、スタンダード口座とセント口座のみです。
また、原油だけでなく同じエネルギー商品の天然ガス(XNGUSD) も同様となっています。
FBSの原油価格計算方法
次に、FBSで原油取引をする際の証拠金計算方法を解説します。
原油価格はバレルという単位を用います。
銘柄 | 1ロットの原油量 |
ブレント | 100バレル |
WTI原油 | 100バレル |
米ドルとのペアで構成されているので、証拠金計算後にレートの換算をしなければいけません。
WTI原油の価格→68.45ドル(2021年8月時点のレート)
68.45×100バレル÷レバレッジ33=約207.42ドル
1ドル110円時→207.42ドル=必要証拠金2万2816円
WTI原油で1ロットあたり2万円ほどあれば取引可能です。
FBSの原油取引まとめ
FBSの原油取引についてまとめました。
- FBSではブレントとWTIの2種類が取引可能
- 最大レバレッジは33倍と低め
- スプレッドは平均10pipsだがその分値幅は大きい
- スタンダード口座とセント口座で取引可能
原油の値動きは世界経済の動向が顕著に反映されるものです。
そのため、値動きを見るだけの目的にチャートを表示させる投資家もいます。