海外FXでは、スキャルピングという短期売買手法を使う方が多いです。最大3000倍のレバレッジが魅力なFBSでスキャルピングをしたいという方も多いでしょう。
FBSがスキャルピングに向いているかは、取引口座や相場状況によると言えます。
本記事ではFBSのスキャルピングというテーマで、適している状況と適さない状況を詳しく解説していきます。
FBSはスキャルピング公認されている
会社によってはスキャルピングが禁止されている会社もありますが、FBSでは公認されています。
そのため、過度なスキャルピングであっても、秒単位の決済であったとしても凍結やペナルティの対象になりません。
FBSは極端な取引制限が少ない会社となっているので、スキャルピングに限らずEAや両建ての制限などもないです。
FBSはスキャルピングに適さない
FBSは他社に比べてスキャルピングに適さない環境であると言われています。
その理由について詳しく見ていきましょう。
約定力が低い
FBSは海外FXの中でも約定力がそれほど高くありません。
約定力
約定拒否が少ないことや約定までのスピードが速い事を総称して約定力が高いと表現する。
特に値動きの激しい銘柄や時間帯では約定拒否が多発するケースが多く、取引チャンスを逃してしまう可能性があります。
ECN口座の手数料が高い
FBSでは、スプレッドの狭いECN口座が提供されています。
ECN口座
市場価格とほぼ同等金額で取引ができる口座、スプレッドがほとんどつかない代わりに取引手数料がかかる。
スプレッドが狭いのでスキャルピングでは有利になりますが、FBSのECN口座は他社よりも手数料が高いです。
海外FX業者 |
ECN手数料(1ロット往復)
|
Tradeview | 5ドル |
AXIORY | 6ドル |
LAND-FX | 7ドル |
TitanFX | 7ドル |
XM | 10ドル |
FBS | 12ドル |
ECN口座の狭いスプレッド水準であったとしても、FBSでのスキャルピングは不利になると言えるでしょう。
FBSでのおすすめなスキャルピング取引方法
FBSでスキャルピング取引をした際のデメリットを紹介しましたが、取引方法によっては有利になるケースもあります。
次はそんな、FBSでのおすすめなスキャルピング取引方法を見ていきましょう。
5.9pips以上の値幅を狙う場合
FBSでは取引ボーナスの制度が常時開催されています。
FBSキャッシュバックプログラム
1ロットの取引あたり最大15ドルのボーナスが付与される制度。
キャッシュバック額は銘柄や口座タイプによって異なる。
このキャッシュバックは、1回の取引で5.9pips以上の値幅を獲得する事が条件となります。
メジャー通貨では数分単位で5.9pips以上の獲得が難しいですが、値幅の大きな銘柄であれば非現実的なpipsではないです。
口座タイプ | XAG/USDのキャッシュバック |
マイクロ口座 | 7ドル |
セント口座 | 7ドル |
ゼロスプレッド口座 | 7ドル |
スタンダード口座 | 15ドル |
マイクロ口座でのマイナー通貨や貴金属取引では大きなキャッシュバックが付与されます。
キャッシュバックは現金としても出金ができるので、5.9pips以上の獲得を狙ったスキャルピングであれば他社よりも有利です。
固定スプレッドの口座
FBSは固定スプレッドの口座が提供されています。
固定スプレッド
スプレッドが広がらず固定されている。ただし通常のスプレッドは変動制スプレッドよりも広め。
海外FXでは変動制スプレッドが採用されている会社が多いですが、FBSの固定スプレッドは相場状況によってはスキャルピングに有利です。
- マイクロ口座
- ゼロスプレッド口座
上記の2口座では固定スプレッドが採用されています。
マイクロ口座のスプレッドはUSD/JPYで3.0pipsの固定です。
以下の相場状況では変動制スプレッドの会社でも3.0pips以上広がるケースあるので、固定スプレッドの会社が有利と言えるでしょう。
- 経済指標の前後
- 深夜~早朝の相場
- マーケットオープンの前
上記の相場ではスプレッドが大きく広がるので固定スプレッドのマイクロ口座で狙うと良いです。
FBSのスキャルピングまとめ
FBSのスキャルピングについてまとめました。
- FBSはスキャルピング制限がない
- FBSのECN口座は手数料が高いのでスキャルピングに不向き
- 約定力が弱いのでチャンスを逃す可能性がある
- マイクロ口座で5.9pips以上獲得すれば高額のキャッシュバック付与
- 固定スプレッドの口座で流動性のない相場を狙うと有利
スキャルピングには不利と言われていますが、キャッシュバックや固定スプレッドを活かすと有利になります。
通常の取引では他社の方が有利なので、複数会社と使い分けるといいでしょう。