海外FXでは、スキャルピングという短期売買手法が人気です。1回の取引で大きな値幅を狙わないことから、リスクを限定した取引にも繋がります。
スキャルピング
ポジションを持ってから数秒~10分ほどで決済をする短期売買手法。
ポジションを持ってからすぐに決済をするので、スプレッドの狭さや約定力の高さが重要となります。
チャートを見られる時間が少ない方が、夜だけに絞ってスキャルピングのみをするという方も多いです。
常にポジションを持っておかなくても良いので、精神的にも優しい手法となっています。
上級者向きの手法と考えられがちですが、FX初心者にも活用されている手法です。
しかし、日本人人気の高いiFOREXではスキャルピングが禁止されています。
iFOREXではスキャルピングが禁止
人気の高いスキャルピング手法ですが、iFOREXでは公式で禁止されています。
“お客様は、市場濫用と定義される方法またはその他の不正な方法で取引プラットフォームを使用したり、注文をしたり、取引を開始したりしないことに、同意します。これには時間差取引やサーバーの遅延の利用、価格操作、時間操作、スキャルピング、他のすべての不法行為、お客様に不当な利益をもたらす行為、もしくは当社が本契約の範囲外で独自の裁量により不適切、もしくは不公正とみなした行為が含まれます。”
iFOREX利用規約より
スキャルピングをしてしまうと、口座凍結や利益出金の要因となってしまいます。
海外FXではスキャルピングを禁止している会社は少ないので、iFOREXで禁止事項であると認識していない人も多いです。
DD方式はスキャルピング禁止が多い
iFOREXは、NDD方式ではなくDD方式が採用されています。
NDD方式
→FXブローカーがインターバンク市場に直接注文を通す
DD方式
→FXブローカーが注文を市場流さない、市場価格を参考にしたレートを提示する
NDD方式ではインターバンク市場に直接注文が通るので、透明性の高い取引と認識されています。
多くの海外FXではこのNDD方式を採用している傾向です。
DD方式の会社ではFXブローカーで注文が完結してしまうので、常に取引が監視されている状態になります。
国内FXではこのDD方式が採用されている会社が多く、スキャルピングに制限が設けられている会社がほとんどです。
iFOREXでもDD方式が採用されている事から、スキャルピング禁止となっています。
DD方式を採用している全ての会社でスキャルピングが禁止されているわけではありません。
1日10回までの取引は認められている
iFOREXで短期決済をしたからといって、すぐに罰則が課せられるわけではありません。
iFOREXではスキャルピングに以下のような細かい規約を出しています。
スキャルピングはわずかな価格の動きで大きな利益を試みる取引戦略です。小さな価格変動は大きなものに対して捉えやすいという考えに基づき、1日に10から数百に及ぶ取引を行います。
つまり1日に10回以上の取引に制限がかけられているという事になります。
ただし、1日に10回以上のスキャルピングをするのであればしっかり認められている会社を選択した方がいいです。
- AXIORY
- TitanFX
上記の2社はスプレッドが狭く、約定力の高いスキャルピングにおすすめの会社です。
iFOREX(アイフォレックス)はデイトレ―ドやスイングトレードに適した会社
iFOREXではスキャルピングが禁止されているとはいっても、デイトレードやスイングトレードには最適の会社です。
- スプレッドが狭い
- スワップポイントが高め
海外FXではマイナススワップの付くものが多いですが、iFOREXではマイナススワップの金額が他社よりも低めです。
プラススワップの銘柄も多いので、中長期的な投資に適していると言えるでしょう。
iFOREX(アイフォレックス)のスキャルピングまとめ
iFOREXのスキャルピングについてまとめました。
- iFOREXではスキャルピングが禁止されている
- iFOREXではDD方式が採用されているので短期売買の制限がある
- 1日10回以内の取引であれば問題ない
- 中長期投資には最適のFX会社
iFOREXではスキャルピングこそ禁止されていますが、数時間から数日、または長期的な投資には最適です。
取引スタイルによってFX会社を使い分けると良いでしょう。