MYFXMarketsは、2013年に設立された海外FX会社です。
日本語サイトは2020年にできたばかりですが、口座開設5,000円ボーナスや豪華なボーナスキャンペーンを次々に開催し知名度を上げています。
今回は、FXの取引手法の中で上級者向けの手法といわれる「両建て」をテーマに、MYFXMarketsで両建てを行う際の注意点などを詳しく解説していきます。
両建てのメリット
両建てとは、同一通貨ペアで買い(ロング)と売り(ショート)のポジションを同時に保有する取引手法をいいます。
両建てを保有している間は、どちらへレートが動いても片方が含み益、片方が含み損になるため損益がゼロの状態が続きます。
相場の流れが分かりにくい時に損失拡大を防げる
「相場の流れがどちらへ行くか分かりにくい」という時に両建てを使うと損失の拡大を防げます。
例えば、USD/JPYが130円で買いポジションを保有していたとします。
この時、120円まで価格が下落すると-10円の損失です。
しかし、「円安が続きそうだから、損切りせずに保有しておけば130円以上に上がりそう」と思い、125円まで価格が下落した時に売りポジションを保有して両建てすれば、120円まで下落しても損失幅は5ドルとなります。
両建てしている間は損失が5ドルで固定されますから、含み損が膨らんでしまう心理的なプレッシャーが軽減されるのです。
その後、再び上昇した場合に125円の売りポジションを決済し、レートが130円を超えれば買いポジションがプラスに転じます。
うなぎ売買ができる
つなぎ売買とは、株やFXで用いられる手法で、保有している銘柄の下落が予想されるときに、保有している買いポジションを残したまま空売りを行うことをいいます。
例えば、USD/JPYが120円の時に買いポジションを保有していたとします。
その後130円まで上がり、価格が一旦の調整に入ったとしましょう。
その場面で「いったんは調整が入りそうだけど、まだ上がりそう」と思った場合に、売りポジションを保有すれば下落分の利益を取れ、上昇に転じた時点で決済すれば、残した買いポジションの利益が増えます。
このように、買いポジションはそのまま保有し、短期的にショートを保有すれば、買いと売りの両方で利益を得ることが可能です。
MYFXMarkets(マイエフエックスマーケット)では両建ては可能
MYFXMarketsでは、同一口座に限り両建てが認められています。
ただし、禁止事項がありますのでご注意ください。
複数口座・複数業者間での両建ては禁止
MYFXMarketsでは、1アカウントにつき5つまで追加口座の開設が可能ですが、両建ては同一口座のみ認められています。
複数口座、他業者を使っての両建ては禁止されていますからご注意ください。
友人・家族・グループ間での両建ては禁止
友人、家族、グループ間での両建ても禁止されています。
MT4を使って両建てを行うと、バレる可能性が高いため絶対に行わないようにしましょう。
MYFXMarkets(マイエフエックスマーケット)の両建ての注意点
次に、MYFXMarketsで両建てを行う際の注意点を解説します。
スプレッド、スワップのコストが2倍かかる
両建てを行うということは、買いと売りのポジションを保有するため、スプレッドがそれぞれにかかります。
さらに、日またぎでポジションを持ち越す場合にはスワップも2倍かかる点に注意しましょう。
両建てを外すタイミングが難しい
両建ての間は損益が固定されますが、両建てを外すと証拠金維持率が下がります。
両建ては取引コストが2倍かかる上に、一方を決済して残したポジションが予想通りに動かなければ、損失が膨らみます。
ボーナスを証拠金に使えない可能性がある
MYFXMarketsでは、以前はボーナスにクッション機能がついていたので証拠金として使えたのですが、ゼロカットを悪用するグループから攻撃をうけたため、2022年7月現在はボーナスにクッション機能がついていません。
両建てを外すと証拠金維持率が下がりますから、資金管理に注意しましょう。
MYFXMarkets(マイエフエックスマーケット)の両建てまとめ
最後に、MYFXMarketsの両建てについてまとめます。
- MYFXMarketsでは、同一口座のみ両建てが認められている
- 複数口座・複数業者・家族やグループ間での両建ては禁止されている
- ボーナスにクッション機能がついていないため、証拠金維持率には注意する