海外FXは、リスクの高い投資だと考えられがちですが、実はそんなこともありません。
国内FX会社と異なりゼロカットシステムが採用されていることで、入金額以上の損失が出ない仕組みとなっているのです。
このゼロカットは海外FXのほとんどで実行されるルールですが、会社によって実行条件が異なるので注意しましょう。
ゼロカットシステムとは
FXでは相場の急変動により、口座残高がマイナスになってしまう事があります。
通常はロスカット(強制決済)が実行されますが、指標時や機関投資家の売買によりロスカットが間に合わない場合があるのです。
しかし、ゼロカットシステムによって口座残高がマイナスになったとしても、マイナス分がFX会社によって補填されます。
このページではタイタンFXのゼロカットというテーマで、ルールと適用条件について詳しく解説していきます。
タイタンFXのゼロカット実行の流れ
次に、タイタンFXのゼロカット執行の流れについて解説します。
ゼロカットは、以下の手順から最後に実行される流れです。
- マージンコール
- ロスカット
- ゼロカット
①証拠金維持率90%でマージンコールが執行される
相場が思惑と反対方向に進んだ場合、タイタンFXでは初めにマージンコールが執行されます。
マージンコールとは?!
証拠金がFX会社の定める基準まで低下した際に、「貴方の保有しているポジションがロスカットに近づいていますよ」という警告を出すこと。
マージンコールが90%になっているのは他社よりも高い水準です。この警告は、取引しているMT4/MT5上に表示される仕組みです。
あくまで通知のようなものでありMT4/MT5上に表示されるだけなので、そこで損切りをするかポジションを持ち続けるかは自身次第になります。
マージンコールの証拠金割合は会社によって異なりますが、タイタンFXでは証拠金維持率90%を下回るとマージンコールが発動します。
②ロスカットにより損切りされる
マージンコールで決済or追加入金をせずに、さらに思惑と逆方向へ相場が進んだとします。
その場合はロスカットによって決済が執行されます。
ロスカットとは?!
証拠金維持率がFX会社の定める基準を下回った場合に、会社によって強制決済させる制度。顧客の損失を最低限にするために行われる。
タイタンFXでは、証拠金維持率が20%を下回るとロスカットによって強制的に決済が行われます。
ゼロカットが実行される
基本的には証拠金維持率が20%を下回った時点でポジションがなくなりますが、活発な相場でロスカットが間に合わないとゼロカットが執行されます。
サーバータイムで日付が変わるタイミング
日本時間の午前7時、夏時間午前6時
会社によってゼロカットのタイミングは異なりますが、タイタンFXでは日付の変わるタイミングとなります。
ゼロカットが執行されていない状態で追加入金を行うとマイナス分が差し引かれてしまう場合があります。必ずゼロカットが執行されるまではその口座に触らないようにしましょう。
タイタンFXのゼロカット注意点
次に、タイタンFXでのゼロカット執行による注意点を解説していきます。
ゼロカットは追加証拠金が必要のない便利な制度ですが、注意点についてもよく理解したうえで取引を行う必要があります。
証拠金を多くしてはいけない
ロスカットやゼロカットがあるからといって、口座残高を自己資金の全てで入金してしまうと当然リスクが上がります。
自己資金20万円のうち2万だけ入金
500倍のハイレバレッジ取引でロスカット/ゼロカットぎりぎりの勝負をする
→残高0円になっても追加入金で再起可能
自己資金20万円の全てを入金
500倍のハイレバレッジ取引でロスカット/ゼロカットぎりぎりの勝負をする
→残高0円になったら自己資金がなくなり再起できなくなる
ゼロカットは各口座で執行される
タイタンFXでは、1つのアカウントにつき最大5口座まで保有ができます。
その5口座間ではなく、各口座間でゼロカットが執行される仕組みです。
A口座・・・証拠金10万円
B口座・・・証拠金-2万円
→A口座の10万円はそのまま残り、B口座のマイナス分は0円になる。
不正取引は追証を求められる場合もある
タイタンFXでは不正取引をした場合のみ、追証(追加証拠金)の支払いを求められる場合があります。
不正取引例
タイタンFXと他社の口座を介して両建てを行い、損失の出たポジションがゼロカットで決済、利益の出たポジションを残して差額から利益を出す。
もちろんこのような悪質な取引は、他社であっても禁止事項となっています。
タイタンFXでは自動売買やスキャルピングの制限がありませんが、不正取引は共通のルールとなるのでしないようにしましょう。
タイタンFXの証拠金計算方法
自己資金に対してどのくらいの証拠金が必要かを確認してみよう。
必要証拠金を計算する
まずは、タイタンFXで必要な証拠金を計算しましょう。
証拠金は以下の方法で計算できます。
証拠金計算方法
(通貨の価格×保有ロット数)÷レバレッジ=必要証拠金
- レバレッジ500倍
→(110円×10万通貨)÷500=2万2000円 - レバレッジ100倍
→(110円×10万通貨)÷100=11万円 - レバレッジ25倍
→(110円×10万通貨)÷25=44万円
レバレッジは高ければ高いほど必要証拠金が少なくて取引可能です。
タイタンFXではマイページから、最大レバレッジの制限ができます。
1倍、25倍、50倍、100倍、200倍、300倍、400倍、500倍
証拠金維持率を把握する
FXでは、ロスカットを防ぐために証拠金維持率を把握しておくことが重要となります。
証拠金維持率とは?!
ロット数量に対しての証拠金の比率のこと。
証拠金維持率が低いと少しの相場変動でロスカットに合う可能性がある。
TitaFXでは、証拠金維持率が30を下回るとロスカットが執行されます。
証拠金維持率計算方法
(有効証拠金÷必要証拠金)×100=証拠金維持率
・ドル円110円の時に10万通貨を保有=必要証拠金2万2000円
(有効証拠金3万円÷2万2000円)×100=証拠金維持率136%
・ドル円110円の時に5万通貨を保有=必要証拠金1万1000円
(有効証拠金3万円÷1万1000円)×100=証拠金維持率272%
仮に1つのポジションで高い証拠金維持率を保っていたとしても、同一口座で追加ポジションを持つと証拠金維持率も低下します。
保有ロットと資金のバランスをよく考えて取引しましょう。
タイタンFXのゼロカットまとめ
タイタンFXのゼロカットシステムについて解説しました。まとめると
- 証拠金維持率90%でマージンコール、20%でロスカットが執行される
- ゼロカットはサーバータイムが切り替わるタイミングで執行
- 必要証拠金は(通貨の値×保有ロット数)÷レバレッジ=必要証拠金で求められる
- ゼロカット執行前の入金はNG
- 各口座単位で執行されるので、追加口座で分散することがおすすめ
タイタンFXでは、不正取引の場合のみ追証を求める場合があると公表していますがその事例は見つかりませんでした。
サーバータイムが切り替わるタイミングでは必ず執行されるものと考えていいでしょう。