Vantage(ヴァンテージ)は、VantageFXとして2009年からオーストラリアを拠点にサービスをスタート。2020年にいったん日本向けサービスを一時停止していましたが、2022年8月から「Vantage」として再び日本でのサービスをスタートさせました。
スプレッドの狭さ、レバレッジの高さなど、スペックの高い海外FX業者として注目されています。
このページでは、そんなVantageの評判・口コミ、特徴を解説するので、ぜひ参考にしてください。
Vantage(ヴァンテージ)の良い評判・口コミ
まずはVantageの良い評判から紹介します。Vantageに関する良い口コミはたくさん見つかりました。その中から信ぴょう性の高い内容を厳選して、いくつか紹介します。
下記は、良い口コミの内容です。
- プロモーションボーナスがある
- 最大レバレッジは1,000倍
- スプレッドが狭い・低コスト
- スキャルピングや自動売買(EA)の制限がない
- 約定力が高い
- MT4とMT5の両方が使えて、モバイルアプリもある
- 無料で使える独自のトレードツールが優秀
1つずつ口コミの内容を補足しながら、詳細を解説します。
プロモーションボーナスがある
Vantageには、いくつかのプロモーションボーナスが用意されています。
プロモーションボーナスの内容は時期によって変わりますが、たとえば2022年12月の時点では、下記のプロモーションボーナスがありました。
- 口座開設ボーナス:ライブ口座を開設するだけで100ドル/10,000円の取引クレジット獲得
- 50%入金ボーナス:初回入金で50%、次回以降の入金で20%の入金ボーナス獲得(最大10,000ドル/100万円)
- 金スワップ無料キャンペーン:XAUUSDのポジションを翌日に持ち込んでも、スワップなしで取引可能
上記のプロモーション、予告なく終了する可能性があります。また、時期によって違うプロモーションが行われているので、詳細は公式サイトのプロモーションページでご確認ください。
最大レバレッジは1,000倍
レバレッジ
証拠金の〇倍の金額でFX取引ができる。証拠金として預けた資金を担保に、少額の資金でも大きな取引ができる。
Vantageには口座タイプが3種類ありますが、すべての口座で最大レバレッジが1,000倍に設定されています。
初期設定は100倍になっているので、高いレバレッジで取引したい場合は、アカウントの「現在のレバレッジ」から変更します。
なお、レバレッジを1,000倍にすると入金ボーナスを受け取れなくなるなどの条件があるので、制限や条件をよく確認してからレバレッジを変更しましょう。
また、最低取引数量は0.01ロットからなので、ハイレバレッジな少額取引も可能です。
スプレッドが狭い・低コスト
スプレッド
FX取引における買値と売値の差。
スプレッドが狭い=取引コストが安い。スプレッドが広い=取引コストが高い。
Vantageには、STANDARD口座、RAW口座、PRO口座の3種類の口座タイプがあり、3種類の全てが他社と比較してもスプレッドが低く、手数料が安く設定されています。
- STANDARD口座:スプレッド1.0ピップ~
- RAW口座:スプレッド0.0ピップ~
- PRO口座:スプレッド0.0ピップ~
このように、RAW口座とPRO口座は極めてスプレッドが狭いです。
スキャルピングや自動売買(EA)の制限がない
スキャルピング
数秒や数分単位の短時間で売買を繰り返し、小さな利益を積み重ねる手法。
自動売買(EA)
自動売買とは、プログラムによりシステムが自動で取引を行うこと。EAは自動売買ソフトのことで、自分で設定した取引ルールに基づき、システムが自動的に取引を行う。
Vantageでは、スキャルピングや自動売買(EA)の取引制限はないので、自由なトレードができます。
Vantageはスプレッドが狭いので、スキャルピングがしやすいと評判が良いです。
約定力が高い
約定力
「約定」は、株式やFX取引で売買が成立すること。 「約定力」は、売買を成立させる力、FX業者の能力のこと。
約定力が高い
顧客の注文(売買)が成立する可能性が高い業者のこと。
VANTAGEは「約定力が高い」と評判が良いです。
海外FX業者を選ぶ際には、約定力の高さは重要なポイント。約定力は、流動性やサーバーなどの影響を受けるので、約定力が高いと評判が良い業者は安心です。
VANTAGEの取引サーバーはロンドン・ニューヨークにあるEquinixを採用し、高速光ファイバーネットワークで接続。
また、複数の大手LP(リクイディティプロバイダ)から十分な流動性の提供を受けており、これらのLPを繋ぐハブには金融機関・ブローカー向けに信頼性の高いソリューションを提供するoneZeroを採用しています。
このように、約定力の高さを裏付ける高品質な取引環境が充実しており、基本的にリクオートやスリッページはほとんど発生することはありません。
リクオート
約定拒否のこと。トレーダーの注文価格で約定されずに、FX業者から新しい価格での約定を再提示されること。
スリッページ
注文レートと実際に約定したレートの差。
MT4とMT5の両方が使えて、モバイルアプリもある
MT4/MT5
ロシアのメタクォーツ社が開発した、高機能なFX取引プラットフォーム。
MT4→EAやカスタムインディケータが豊富。
MT5→動作スピードが早く、豊富な時間足から分析可能。
取引プラットフォームは、定番のMT4だけではなく、最新版のMT5も利用可能です。
MT4は、デスクトップ用ソフトウェアやWeb Traderのプラットフォーム、スマホアプリが利用できるので、あらゆる場所からアクセスができます。
MT5は、MT4ほどまだ普及はしていませんが、超高速な実行速度や強力なチャート能力など、MT4よりも強力なプラットフォーム。
VantageではMT5も利用できるので、今後MT4からMT5への移行する場合もスムーズにできます。
また、MT4とMT5の他、独自ツールのProTraderも利用可能です。
最近、Vantage Pro口座を開設したのですが、Vantage Cent ECNを発見して使ってみました。EAの検証にとても適してます。スプレッド、滑りもリアルと同じです。
Vantage FXは様々な取引プラットフォームを提供しており、人気のMT4やMT5はもちろん、ブラウザーで利用できるウェブトレーダーや日本語対応の専用モバイルアプリもあるため、お好みの方法を選択して取引ができます。
無料で使える独自のトレードツールが優秀
前項でも触れましたが、VantageではMT4とMT5の他、独自ツールの「ProTrader」も無料で利用できます。
「ProTrader」は、チャートにTradingViewを採用。軽量なツールなので、パソコンのスペックが低くても利用しやすいです。
ただし、自動売買は対応外で、インジケーターの追加もできないので、裁量取引専用のツールとしておすすめします。
Vantage ProTrader platform, you’ll access hundreds of popular indicators, along with 50+ technical drawing tools.
直訳:Vantage ProTraderプラットフォームでは、数百の人気指標と50以上のテクニカル描画ツールにアクセスすることができます。
Vantage(ヴァンテージ)の悪い評判・口コミ
Vantageの本当の評判を知るため、良い口コミだけではなく、悪い口コミも隠さず紹介します。
下記は、悪い口コミの内容です。
- ロスカット水準が高い
- 最大1,000倍のレバレッジ適用には条件がある
- 日本語対応が弱い
- ゼロカットは自動的に行われない
1つずつ口コミの内容を補足しながら、詳細を解説します。
ロスカット水準が高い
ロスカット
FX会社による強制的な損切り措置のようなもの。
マージンコール
証拠金維持率が低くなり、ロスカット水準が近づいてきたら通知されること。
Vantageのロスカット水準は証拠金維持率50%。他社のロスカット水準は20%~30%程度が多いので、他社と比べるとやや高めです。
STANDARD口座、RAW口座、PRO口座の3種類の口座タイプすべてが、ロスカット水準50%となっています。少し高めの設定なので、特にハイレバレッジな取引の際には気をつけましょう。
ただし、ゼロカットシステムはあるので、ロスカットが間に合わずに口座残高がマイナスになったとしても、借金(追証)は発生しません。
なお、マージンコールは証拠金維持率100%となっています。
最大1,000倍のレバレッジ適用には条件がある
レバレッジは最大1,000倍ですが、レバレッジは取引銘柄によって異なります。
たとえば、銘柄別のレバレッジは下記のとおりです。
- 通貨ペア:最大1,000倍
- 貴金属:銘柄により20倍~1,000倍
- エネルギー:33倍~50倍
- 商品:1,000倍
- 株式:20倍
- 株価指数:1,000倍
- 仮想通貨:200倍
- CFD銘柄:個別にレバレッジが決められている
新規口座開設時はレバレッジが低く設定されており、マイページからレバレッジの変更が可能です。
また、レバレッジ1,000倍を設定した場合の注意点があります。
- プロモーションボーナスは適用できない
- すでにボーナスを保有している場合はレバレッジ1,000倍を設定できない
- 申請する際には、口座残高が5,000ドル相当額以上必要
- 口座残高が10,000ドル相当額以上になると、レバレッジが500倍に制限される
日本語対応が弱い
Vantageは、サイトおよびサポートが日本語対応しているとはいえ、日本人スタッフによる日本語サポートはほとんど機能していません。
サポートは、翻訳ツールを介した日本語対応となっているため、対応が不自然な日本語になることがあります。また、サイトも一部のみですが、英語表記が残っている状態です。
本人確認の認証手続きの際には、「日本語の確認書類は時間がかかる」といわれて、認証に時間がかかるケースが報告されています。
ゼロカットは自動的に行われない
ゼロカットシステム
ロスカットが間に合わなかったとしても、口座残高のマイナス分をFX会社が補填してくれる制度。
Vantageはゼロカットシステムが採用されていますが、自動的に採用されるわけではなく、ゼロカットは申請が必要です。
マイナス残高になったら、サポートに連絡をすることでリセットされます。
なお、リセットする前に入金してしまった場合、マイナス分が補填されないので、ゼロカットを採用したい場合は入金せず、必ずサポートに連絡をしましょう。
Vantage(ヴァンテージ)の評判・まとめ
このページでは、Vantageとはどのような海外FX業者なのか、利用者の口コミを紹介してきました。
あらためて、Vantageの良い評判・悪い評判をまとめます。
- プロモーションボーナスがある
- 最大レバレッジは1,000倍
- スプレッドが狭い・低コスト
- スキャルピングや自動売買(EA)の制限がない
- 約定力が高い
- MT4とMT5の両方が使えて、モバイルアプリもある
- 無料で使える独自のトレードツールが優秀
- ロスカット水準が高い
- 最大1,000倍のレバレッジ適用には条件がある
- 日本語対応が弱い
- ゼロカットは自動的に行われない