Vantage(ヴァンテージ)は、VantageFXとして2009年からオーストラリアを拠点にサービスをスタート。2020年にいったん日本向けサービスを一時停止していましたが、2022年8月から「Vantage」として再び日本でのサービスをスタートさせました。
スプレッドの狭さ、レバレッジの高さなど、スペックの高い海外FX業者として注目されています。
このページでは、そんなVantage(ヴァンテージ)のスプレッドについて解説するので、ぜひ参考にしてください。
やっぱVantageのスプ有能すぎるかも
— あやぴ🧚 (@ayapi_0707) April 14, 2024
Vantage(ヴァンテージ)のスプレッドの特徴
スプレッドとは
FX取引における買値と売値の差。取引時に発生する手数料のこと。
スプレッドが狭い=取引コストが安い。スプレッドが広い=取引コストが高い。
Vantage(ヴァンテージ)のスプレッドの主な特徴を下記にまとめました。
- Vantage(ヴァンテージ)のスプレッドは口座タイプによって変わる
- Vantage(ヴァンテージ)のスプレッド取引銘柄によって変わる
- Vantage(ヴァンテージ)のスプレッドは変動制なので時間によって変わる
- Vantage(ヴァンテージ)のスプレッドは時間によってバラつきがある代わりに、約定力や約定スピードは安定している
- Vantage(ヴァンテージ)のスプレッドは最低0.0pips~で狭い
たとえば、Vantage(ヴァンテージ)の口座タイプは4種類ありますが、各口座タイプの最低スプレッドは、下記のとおりです。
- スタンダードSTP口座:1.0pips~
- プロECN口座:0.0pips~
- ローECN口座:0.0pips~
- セント口座/STP、ECN:0.0pips~
たとえば、スタンダードSTP口座のスプレッドは1.0pips~で標準的ですが、取引手数料は無料です。
一方で、ローECN口座はスプレッドが0.0pipsで極めて狭いですが、取引手数料は片道3ドルかかります。しかし、スプレッドが狭いので、トレードスタイルにより、トータルコストは抑えることができます。
また、Vantage(ヴァンテージ)のスプレッドは取引銘柄によっても変わりますし、変動制なので時間によっても変わります。
Vantage(ヴァンテージ)でスプレッドを確認する方法
Vantage(ヴァンテージ)はMT4、MT5、スマホアプリなど、取引ツールが複数あります。
そこでこちらでは、利用者が多い下記の取引ツールでスプレッドを確認する方法を紹介します。
- MT4(メタトレーダー4)
- MT5(メタトレーダー5)
- MT4スマホアプリ
それぞれ解説します。
VantageのMT4でスプレッドを確認する方法
Vantage(ヴァンテージ)のMT4では、気配値表示ウィンドウ上でスプレッドを表示させることができます。
- 気配値表示ウィンドウ上で右クリックをする
- 「スプレッド」をクリックする
- Bid(売り価格)とAsk(買い価格)の横に、「!」=スプレッドが追加される
MT4ではスプレッドはポイント表示になっているため、10分の1にして、
1(ポイント)=0.1pips
だと判断します。
VantageのMT5でスプレッドを確認する方法
Vantage(ヴァンテージ)のMT5も、気配値表示ウィンドウ上でスプレッドを表示させることができます。
- 気配値表示ウィンドウ上で右クリックをする
- 「表示列」→「スプレッド」をクリックする
- BidとAskの横に、「スプレッド」の項目が追加される
MT5の場合は、「!」ではなく「スプレッド」と表示されるので、わかりやすいです。数値はポイント表示なので、1=0.1pipsのように、10分の1にします。
VantageのMT4スマホアプリでスプレッドを確認する方法
- スマホアプリを開く
- 「詳細モード」をタップする
- 各銘柄(通貨ペア)の下にスプレッドが表示される
Vantage(ヴァンテージ)のMT4スマホアプリもスプレッドはポイント表示なので、1=0.1pipsのように、10分の1にします。
Vantage(ヴァンテージ)の口座タイプ別・銘柄別スプレッド一覧
Vantage(ヴァンテージ)の口座タイプは大きく分けると4種類あります。
- スタンダードSTP口座
- プロECN口座
- ローECN口座
- セント口座(ECN/STP)
こちらでは、スタンダードSTP口座とローECN口座で、銘柄別スプレッドの比較一覧表を作成しました。
なお、取引銘柄は、外国為替(FOREX)、インデックス(INDICES)、コモディティ(COMMODITIES)を比較します。
外国為替(FOREX)のスプレッド一覧
通貨ペア | スタンダードSTP口座 | ローECN口座 |
EUR/USD | 1.4pips | 0.0pips |
GBP/USD | 1.6pips | 0.5pips |
AUD/USD | 1.4pips | 0.3pips |
USD/JPY | 1.5pips | 0.4pips |
上記は、2023年2月に調査したVantage(ヴァンテージ)の平均スプレッドです。時間によって変動するので、あくまでも参考値としてご覧ください。
インデックス(INDICES)のスプレッド一覧
銘柄 | スタンダードSTP口座 | ローECN口座 |
SPI200 (オーストラリアの株式指数) |
15.5pips | 15.5pips |
DAX40 (ドイツの株価指数) |
21.0pips | 21.0pips |
SP500 (米国の代表的な株価指数) |
3.6pips | 3.6pips |
DJ30 (ダウ平均株価) |
13.0pips | 13.0pips |
上記は、2023年2月に調査したVantage(ヴァンテージ)の平均スプレッドです。時間によって変動するので、あくまでも参考値としてご覧ください。
コモディティ(COMMODITIES)のスプレッド一覧
銘柄 | スタンダードSTP口座 | ローECN口座 |
CL-OIL (原油) |
0.3pips | 0.3pips |
XAUUSD (金・ゴールド) |
2.0pips | 1.3pips |
XAGUSD (銀・シルバー) |
0.3pips | 0.3pips |
上記は、2023年2月に調査したVantage(ヴァンテージ)の平均スプレッドです。時間によって変動するので、あくまでも参考値としてご覧ください。
Vantage(ヴァンテージ)と他社の海外FX業者のスプレッドを比較
Vantage(ヴァンテージ)の平均スプレッドと、他社の海外FX業者のスプレッドを比較しました。
比較する海外FX業者は、XM、GEMFOREX、IS6FXの利用者が多い大手3社です。
Vantage | XM | GEMFOREX | IS6FX | |
USD/JPY | 0.4~1.5pips | 1.6~1.8pips | 1.5~1.6pips | 1.6~1.7pips |
EUR/USD | 0.0pips~1.4pips | 1.6~1.8pips | 1.5~1.6pips | 1.6~1.7pips |
上記の銘柄に関しては、大手他社の海外FXと比べてVantage(ヴァンテージ)のスプレッドが狭いことがわかりました。
Vantage(ヴァンテージ)のスプレッドが広がるタイミングとは
Vantage(ヴァンテージ)は変動スプレッドなので、時間によってスプレッドにバラつきがでます。
そのため、『レートが大きく変動するタイミング=スプレッドが広がるタイミング』を知っておくことが大切です。
スプレッドが広がるタイミングは、下記のとおり。
- 取引量が少なくなるニューヨーク市場のクローズ時間(*1)
- 重要な経済指標の前後(*2)
- 震災、紛争、巨大企業の倒産などがあったタイミング
上記のタイミングは、レートが大きく変動してスプレッドが拡大する可能性があるので、取引コストを抑えるためには、このタイミングを避けて取引しましょう。
Vantage(ヴァンテージ)のスプレッドについて・まとめ
Vantage(ヴァンテージ)は、他社と比べてスプレッドは狭いほうです。しかし、口座タイプや銘柄によってスプレッドは変わります。
また、変動スプレッド制なので、タイミングによってもスプレッドにバラつきがあることを念頭に置いて取引しましょう。
- Vantage(ヴァンテージ)のスプレッドは、口座タイプや銘柄によって違う
- Vantage(ヴァンテージ)は変動スプレッド制なので、タイミングによってスプレッドにバラつきがある
- 他社のスプレッドと比較して、Vantage(ヴァンテージ)のスプレッドは狭いので、取引しやすい