FXでは、エントリーしたポジションを自身の手で決済する必要があります。
そのため、どんなに勝率が高くても、1回の損失が多ければ利益が出せないのです。
これは日本人人気の高い海外FXであるXMTradingでも同様です。
このページではXMTradingの損切りというテーマで、おすすめの損切り方法などを詳しく解説します。
損切りとは?!
マイナスのポジションを、これ以上損失を増やさないためにマイナスのまま決済する行為のこと。
XMTradingの損切り方法
損失が出ているポジションを、「これ以上大きな損失を出してはいけない」と考えて決済をすることを損切りと言います。
エントリー前に自身で定めた許容pipsを定めておくことが重要です。
XMTradingでは以下3つの方法で損切りができます。
- 成行決済
- 指値・逆指値決済
- 強制ロスカット
成行決済での損切り
まずは、成行決済というオーソドックスな方法です。
- ポジションの保有中にチャートを観察できる人
- スキャルピングトレードで短時間の決済をしたい人
これは、チャートに張り付いて分析ができる方におすすめです。
自分がエントリーしたポジションが思惑と反対に進み、定めた損切りのpipsを超えたところで決済をします。
チャートを見ている際に、指標やマーケットニュースで急変動に巻き込まれた場合は成行決済での損切りがおすすめです。
指値・逆指値決済
指値・逆指値決済は、エントリー前に損切りの数値を予約するといった決済方法になります。
- FX初心者の人
- 仕事や家事が忙しくチャートに張り付けない人
XMの注文画面で決済逆指値(S/L)→損切り、決済指値(T/P)の欄に利益確定の数値を入力しておきましょう。
相場が思惑方向と反対に進み指定したレートで損切り、利益方向に指定したレートで利益確定の決済を自動で行ってくれます。
強制ロスカット
FXでは、ロスカットというFX会社が強制的に損切りをさせるシステムがあります。
ロスカットとは?!
FX会社の定める証拠金維持率を下回った際に、保有しているポジションを強制的に決済(損切り)させられること。
XMTradingでは証拠金維持率20%を下回った際に強制ロスカットが執行されます。
- 証拠金ギリギリの取引をしたい人
- ハイレバレッジの取引をしたい人
証拠金維持率20%となると、ロスカット後は資金のほとんどを失った状態であると考えていいでしょう。
損切りを指値や成行で行わずロスカットに頼る方は、口座に投資資金の一部を入金した状態で行いましょう。すぐに再起できる金額で臨むことが重要です。
なお、XMTradingではゼロカットの採用により、ロスカットが間に合わなかった場合でもマイナス残高分はXMTradingが補填してくれます。
XMトレーディングで損切り設定する方法【PCの場合】
XMの損切り方法は3種類あるとお伝えしました。
- 成行決済:自分で価格を設定して注文する(損切り設定する)方法
- 指値・逆指値決済:自分で価格を設定して損切りの予約をする方法
- 強制ロスカット:XMが強制的に損切りする方法
強制ロスカットを除き、成功決済と指値決済・逆指値決済は、自分で損切り設定できます。
こちらではPCでXMを利用した場合の損切り設定方法を解説。PCの場合、プラットフォームは「MT4」「MT5」「WebTrader」から選択可能です。
【PC】XM MT4で新規注文にて損切り設定する方法
XMはMT4でもMT5でも、損切り設定の手順はほぼ同じです。こちらではPCでXMを利用する方に向けて、MT4で損切り設定する方法を解説します。
- XM MT4を開く
- 「新規注文」をクリックする(通貨ペアをダブルクリックでもOK)
- 「決済逆指値(S/L)」に価格を設定する
(※MT5やアプリは「ストップロス」と表示されます。) - 注文種別を選ぶ(成功注文or指値注文)
- 注文する
これだけです。
成行注文で損切り設定するには|設定価格の目安
成行注文で損切り設定するには、約定価格を基準に買い注文・売り注文します。目安は下記の通りです。
- 買い注文:約定価格よりも安い価格に設定する
- 売り注文:約定価格よりも高い価格に設定する
たとえばUSDJPYの場合で、現在の為替レートが151.30だったとします。
例:現在ドル円のレートが151.30
- 買い注文:151.60などに設定する(※)
- 売り注文:150.95などに設定する(※)
(※)上記の損切り設定価格はあくまでも例なので、値は自分で決めて設定してください。
指値注文で損切り設定するには|設定価格の目安
指値注文で損切り設定するには、指値価格を基準に買い注文・売り注文します。目安は下記の通りです。
指値注文の場合
- 買い注文:指値価格よりも安い価格に設定する
- 売り注文:指値価格よりも高い価格に設定する
逆指値注文の場合
- 買い注文:指値価格よりも高い価格に設定する
- 売り注文:指値価格よりも安い価格に設定する
指値注文と逆指値注文に関しては、下の記事で詳しく解説しています。
【PC】XM MT4で保有中のポジションを損切り設定する方法
MT4もしくはMT5の画面を開き、下部のターミナルに表示されている保有ポジション一覧から、損切り設定する方法もあります。
手順は下記の通りです。
- XM MT4を開く
- 下部にある「ターミナル」の「取引」タブに表示されている保有中のポジション一覧をチェックし、「決済逆指値(S/L)」「決済指値(T/P)」の項目をダブルクリックする
- 注文の変更画面が表示される
- 【任意】必要に応じて「現在値との差」を設定する(*1)
- 【任意】現在地との差を設定した場合、その下の「下段にコピー」をクリックすると、自動的にその下に価格が表示される
- 手動で入力する場合、「決済逆指値(S/L)」の欄に損切りしたい価格を設定する
- 最後に、その下の「~を変更する」と書かれた青いボタンをクリックする
(*1)「現在値との差」は任意で設定可能。こちらには現在地からのポイント差を選択もしくは直接入力します。1ポイント=0.1pipsなので、たとえば2pips逆行したら損切りしたい場合は「20」を入力すればOKです。
「現在地との差」を設定すると、下段に設定した現在地とのポイント差を反映した値が自動表示されます。そして「下段にコピー」をクリックすると、自動的に「決済逆指値(S/L)」の欄に価格が表示される仕組みです。
いずれにしても、「決済逆指値(S/L)」の欄に損切りしたい価格を設定→青いボタンをクリックの手順で、発注済みのポジションを損切りできます。
XMTradingで損切り設定する方法【スマホの場合】
XMが利用できるスマホアプリの種類は、「MT4」「MT5」「XM公式アプリ」の3種類です。
MT4/MT5アプリは取引のみで入出金の管理ができないので、XMでトレードするなら公式アプリの利用をおすすめします。XMのスマホアプリはMT5口座のみ対応です。
そしてXMの公式スマホアプリでも損切り設定ができます。
前述した【PC】のXM MT4とスマホアプリでは表示される画面が多少異なりますが、損切りする手順は同じです。
【スマホ】XMアプリで新規注文にて損切り設定する方法
- 「注文」をタップする
- 銘柄を選ぶ
- 「+」をクリックする
- 新規成功注文or新規予約注文を選択する
- 希望のロット数を「-」「+」で調節して設定したら、ストップロスをタップする
- 損切り価格を「-」「+」で調節して設定する(推定損失額が下に表示されるので参考にする)
- テイクプロフィット(利益確定価格)を設定したい場合はタップして価格を設定し、「注文を確定する」をタップする
【スマホ】XMアプリで保有中のポジションを損切り設定する方法
- 「注文」をタップする
- 未決済ポジション一覧の中で変更したいポジション(銘柄)をタップする
- ストップロスをタップする
- 損切り価格を設定する
- 「注文を変更する」をタップする
XMトレーディングで損切りをする際の注意点
次に、XMTradingで損切りをする際の注意点を解説します。
スプレッドも加味する
FX取引をすると、取引毎にスプレッドが発生します。
スプレッドはエントリー方向から不利な位置に約定されるので、損切りラインを定める際はスプレッド幅も加味して計算しましょう。
ドル円100.00円でロング(上昇予想) のエントリー
利益確定100.20円(20pips)、損切り99.90円(-10pips)に設定
エントリー時にスプレッドが1.0pipsついていると、損切りラインも変わってきます。
ドル円100.00円でロング(上昇予想) のエントリー
スプレッド1pips→100.01円で約定
利益確定100.2円(21pips)、損切り99.90円(-9pips)
利益確定の数値と損切りの数値が1pipsずつプラスされることになります。。
経済指標前後や早朝といった流動性のない相場ではスプレッドが大きく広がることもあるので注意しましょう。
損切りの目安を把握しておく
損切りする目安は、通貨や取引スタイルによって変えてあげる必要があります。
- スキャルピングトレード:数秒~十数分で決済
- デイトレード:1日単位で決済
- スイングトレード:数日~1週間ほどで決済
ポジションの保有から決済までの時間が短いと、それだけ損切りの幅も小さく設定してあげることが重要です。
- USD/JPY→1分で1pips~3pips動くと相場が活発なほう
- GOLD→1分で10pips以上動くことも珍しくない
GOLDの損切りレートを5pipsほどの幅で設定しても、即時損切りになる可能性があるということになります。
XMトレーディングの損切りまとめ
XMTradingの損切りについてまとめました。
- 指値決済でレートを指定すれば、チャートに張り付けなくても損切りができる
- 証拠金ギリギリの粘った勝負ではロスカットを損切りに活かすことも有効
- スプレッドを加味して損切りラインを指定する
- 取引スタイルや銘柄によって損切りのレートは変える
FXをするうえで損切りは特に大切になります。
いかに小さな損失で抑えるかがFXで勝つために重要と言えるでしょう。