Axi(アクシ)は、スプレッドの狭さで有名な海外FX会社です。2007年にオーストラリアで設立後、2019年5月にいったん日本から撤退しましたが、2022年8月から再び日本でのサービスをスタートさせました。
この記事ではAxi(アクシ)のスプレッドについて解説します。
Axi(アクシ)のスプレッドの特徴
スプレッドとは
FX取引における買値と売値の差。取引時に発生する手数料のこと。
スプレッドが狭い=取引コストが安い。スプレッドが広い=取引コストが高い。
Axi(アクシ)のスプレッドの主な特徴を下記にまとめました。
- Axi(アクシ)のスプレッドは口座タイプによって変わる
- Axi(アクシ)のスプレッド取引銘柄によって変わる
- Axi(アクシ)のスプレッドは変動制なのでタイミングによって変わる
Axi(アクシ)の口座タイプ別のスプレッド
まず、Axi(アクシ)の口座タイプによってどのようにスプレッドが変わるのかを紹介します。
Axi(アクシ)の各口座タイプのスプレッドは、下記のとおりです。
- スタンダード口座:0.4pips~
- プレミアム口座:0.0pips~
- エリート口座:0.0pips~
プレミアム口座とエリート口座は低いスプレッドが魅力です。しかし取引手数料がかかります。
スタンダード口座は他2種類の口座と比べるとスプレッドが少し広くなりますが、取引手数料は無料です。
それぞれの口座タイプで特徴やメリット・デメリットが異なるので、条件をよくチェックして自分に合うものを選択しましょう。
また、Axi(アクシ)のスプレッドは取引銘柄によっても変わりますし、変動制なので時間によっても変わります。
Axi(アクシ)のMT4でスプレッドを確認する方法
Axi(アクシ)の取引プラットフォームはMT4です。Axi(アクシ)のMT4では、気配値表示ウィンドウ上でスプレッドを表示できます。
- 気配値表示ウィンドウ上で右クリックをする
- 「スプレッド」をクリックして表示させる
- Bid(売り価格)とAsk(買い価格)の横に、「!」=スプレッドが追加される
MT4ではスプレッドがポイント表示になっているため、1pipsにするには10分の1にして、
11=1.1pips
だと判断します。
Axi(アクシ)の銘柄別スプレッド一覧
2024年4月某日に調査した、Axi(アクシ)の銘柄別の最低スプレッドを口座ごとに紹介します。
すべての銘柄は紹介しきれないので、
- メジャー通貨ペア
- インデックスCFD
- エネルギー
- メタル
- 天然資源
- 暗号資産CFD
から、それぞれ一部銘柄を厳選してスプレッドを紹介。Axi(アクシ)のスタンダード口座とプレミアム口座のスプレッドを比較しました。
なお、プレミアム口座とエリート口座はスプレッドでかかるコストの他、取引手数料もかかります。
Axi(アクシ)のメジャー通貨ペアのスプレッド一覧
スタンダード口座 | プレミアム口座 | |
USDJPY | 1.3pips | 0.4pips |
AUDCAD | 1.5pips | 0.6pips |
USDCHF | 1.4pips | 0.4pips |
EURUSD | 1.3pips | 0.2pips |
GBPUSD | 1.3pips | 0.4pips |
Axi(アクシ)では上記のメジャー通貨ペアのほか、マイナー通貨ペア、エキゾチック通貨ペアなど多種類の通貨を取り扱っています。
紹介しているスプレッドは2024年4月の調査結果です。スプレッドは時間によって変動するので、あくまでも参考値としてご覧ください。(※以下同様)
Axi(アクシ)のインデックスCFDのスプレッド一覧
スタンダード口座 | プレミアム口座 | |
AUS200 | 1.1pips | n/a |
EU50 | 160pips | n/a |
GER40 | 330pips | n/a |
HK50 | 550pips | n/a |
JPN225 | 800pips | n/a |
Axi(アクシ)のエネルギーのスプレッド一覧
スタンダード口座 | プレミアム口座 | |
USOIL | 3.7pips | n/a |
UKOIL | 3.2pips | n/a |
BRENT.fs | 3pips | n/a |
WTI.fs | 3pips | n/a |
Axi(アクシ)のメタルのスプレッド一覧
スタンダード口座 | プレミアム口座 | |
XAUAUD | 57pips | 40pips |
XAUCHF | 48pips | 37pips |
XAUEUR | 39pips | 28pips |
XAUUSD | 18pips | 11pips |
XAGUSD | 3pips | 1.9pips |
Axi(アクシ)の天然資源のスプレッド一覧
スタンダード口座 | プレミアム口座 | |
NATGAS.fs | 1.2pips | n/a |
SOYBEAN.fs | 125pips | n/a |
Axi(アクシ)の暗号資産CFDのスプレッド一覧
スタンダード口座 | プレミアム口座 | |
ADAUSD | 0.2pips | n/a |
BTCUSD | 2500pips | n/a |
BCHUSD | 154pips | n/a |
DOGUSD | 0pips | n/a |
DOTUSD | 3pips | n/a |
Axi(アクシ)と他社の海外FX業者のスプレッドを比較
Axi(アクシ)の平均スプレッドと、他社の海外FX業者の平均スプレッドを比較しました。
比較する海外FX業者は、XMとIS6FXの利用者が多い大手2社です。
Axi (スタンダード口座) |
XM (スタンダード口座) |
IS6FX (スタンダード口座) |
|
USD/JPY | 1.2pips | 1.9pips | 2.3pips |
EUR/USD | 1.2pips | 1.6pips | 2.0pips |
GBP/USD | 1.2pips | 1.9pips | 2.4pips |
上記の銘柄に関しては、大手他社の海外FXと比べてAxi(アクシ)のスプレッドは他社と比較しても狭いことがわかりました。プレミアム口座とエリート口座は0pipsの銘柄も多いので、さらに低いスプレッドで取引できます。
Axi(アクシ)のスプレッドが広がるタイミングとは
Axi(アクシ)は変動スプレッドなので、時間によってスプレッドにバラつきがでます。
そのため、『レートが大きく変動するタイミング=スプレッドが広がるタイミング』を知っておくことが大切です。
スプレッドが広がるタイミングは、下記のとおり。
取引量が少なくなるタイミング
→早朝や深夜、年末年始、週末、ニューヨーク市場のクローズ時間、欧米市場が休場時など
重要な経済指標の前後
→アメリカの雇用統計やFOMC、各国のGDP、政策金利発表、米国大統領選挙や世界各国の選挙、要人発言が行われる時間帯の前後など
震災、紛争、巨大企業の倒産などがあったタイミング
上記のタイミングは、レートが大きく変動してスプレッドが拡大する可能性があるので、取引コストを抑えるためには、このタイミングを避けて取引しましょう。
Axi(アクシ)のスプレッドについて・まとめ
Axi(アクシ)は、他社と比べてもスプレッドの狭さが魅力。口座タイプや銘柄によってスプレッドは変わりますが、平均して低スプレッドとなっているため、取引コストを抑えられます。
Axi(アクシ)の全口座タイプの中では、プレミアム口座とエリート口座は特にスプレッドが狭いのですが、どちらも取引手数料がかかります。
スタンダード口座のほうが少しスプレッドが高めですが、取引手数料がかからないことが魅力です。また、Axi(アクシ)は変動スプレッド制なので、タイミングによってもスプレッドが変わります。MT4でスプレッドをチェックしながら取引しましょう。
- Axi(アクシ)のスプレッドは、口座タイプや銘柄によって違う
- Axi(アクシ)は変動スプレッド制なので、タイミングによってスプレッドが変わる
- 他社のスプレッドと比較してAxi(アクシ)のスプレッドは狭いので、取引コストを抑えられる