海外FXでの取引は、ゼロカットという海外FX特有のルールにより自己資金以上の損失は出ない仕組みです。
BigBoss(ビッグボス)もゼロカットルールを採用しています。
海外FXではゼロカットが執行されると、口座のマイナス残高がリセットされます。
ゼロカット執行により、顧客は口座残高がマイナスになっても損失を追うことがなく、追加証拠金を支払う必要がありません。
しかしゼロカットのタイミングやルール、条件は海外FX会社によって違うので注意しましょう。
本記事ではBigBoss(ビッグボス)のゼロカットというテーマで、執行タイミングやルール、注意点などを詳しく解説していきます。
BigBossのゼロカット執行の流れ
BigBoss(ビッグボス)でゼロカットは、下記の手順で執行されます。
- マージンコール
- ロスカット
- ゼロカット
それぞれ解説します。
①マージンコール発動
ロスカット水準に近づいていることを知らせてくれる通知機能。
利益とは逆に相場が進みロスカット水準に近づくと、マージンコールが発動します。
BigBoss(ビッグボス)のマージンコールの水準は、口座タイプによって異なります。
- デラックス口座:なし
- スタンダード口座:証拠金維持率50%
- プロスプレッド口座:証拠金維持率50%
デラックス口座はロスカット水準が0%なので、マージンコールはありません。
②ロスカット執行
証拠金維持率をFX会社の定める水準を下回ると強制的に決済(損切り)となり取引終了になる制度。
BigBoss(ビッグボス)のロスカット水準は、下記のとおりです。
- デラックス口座:0%(初期設定は100%、カスタマイズで0%にできる)
- スタンダード口座:証拠金維持率20%
- プロスプレッド口座:証拠金維持率20%
ロスカット水準になったら強制的に決済されるんだよね?
そんなときに、ゼロカットが執行されるよ!
③ロスカットが間に合わないときはゼロカット執行
口座残高がマイナスになってもマイナス分をFX会社が補填してくれる制度
(※入金額以上の損失はBigBossが補填)
急激な為替変動が起こった時に、ロスカットが間に合わないことがあり、口座残高がマイナスになるケースがあります。
BigBoss(ビッグボス)では、『補填処理+ゼロカットが実行となる条件を満たしてから4時間以内にゼロカットが執行される』ので、ロスカットが間に合わなくても追証なしです!追加で損失分の証拠金を支払う必要はありません。
BigBossのゼロカットルール
ゼロカットのルールは海外FX会社ごとに異なります。
下記にBigBoss(ビッグボス)のゼロカットのルールをまとめました。
ゼロカットのルールや執行の条件
ゼロカットの基準と対象口座 | 【スタンダード口座、プロスプレッド口座の場合】 ユーザー単位でゼロカット 【プレミア口座、デラックス口座の場合】 口座単位でゼロカット |
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ゼロカット執行の条件 | 【スタンダード口座、プロスプレッド口座の場合】 ・マイナス残高になったら、保有している他の口座(スタンダード口座、プロスプレッド口座)からマイナス残高がなくなるまで自動補填される ・現金から優先的に補填される ・現金がなくなった場合はクレジットボーナスから充当される 【プレミア口座、デラックス口座の場合】 ・クレジットボーナスから先に補填に充当される |
ゼロカット執行の時間(タイミング) | 補填処理+ゼロカットが実行の条件を満たしてから4時間以内 |
ゼロカットルールや執行の条件|さまざまなケースを紹介
- 優先順位①:補填が必要な口座の通貨を同じ通貨の口座から優先して充当される
- 優先順位②:残高が多い口座から優先的に充当される
- 優先順位③:残高がすべてなくなったら、クレジットボーナスが多い口座から優先的に充当される
- 口座開設日時が古い口座から優先的に充当される
- 補填に使用される口座にオープンポジションがあっても、マイナス残高の補填に充当される
- マイナスの金額が大きい口座から順番に相殺の対象になる
- プラスの口座残高をすべて使用してもマイナス口座が残る場合で、保有している口座が1つのみの場合はゼロカットが執行される
BigBossでゼロカットされない原因は?注意点や禁止事項
ルールを守っていれば、基本的にBigBoss(ビッグボス)ではゼロカットが執行されます。
逆に言えば、ルールを守らないとゼロカットが執行されず追証が請求されるので気をつけましょう。
たとえばゼロカットされない場合、下記の原因が考えられます。
- 2つ以上の複数口座を利用して両建て取引をした
- 経済指標発表時などの相場変動が激しい時間帯を狙って取引した
- 不正取引や詐欺、規約違反だと判断される行為をした(BigBossが公平性にかけると判断した)
- 保有中のポジションに含み益がある場合、ポジションを決済する事でマイナス残高の減額ができるので、ゼロカット対象外となる
おもに、BigBoss(ビッグボス)の利用規約違反だと判断される場合には、ゼロカットが執行されません。
ルールを知らないために意図せず規約違反となる行為をしてしまったとしても、例外なくゼロカット対象外となり追証を請求されるので気をつけましょう。
BigBossでゼロカットを回避する方法
ゼロカットは証拠金以上の損失を出さないので安心できる便利な制度ですが、ゼロカットが執行されるということは、その後の証拠金は0円になってしまいます。
安定して利益を上げるのであれば、ゼロカットされるような取引を避けるべきだと言えるでしょう。
BigBoss(ビッグボス)でゼロカットを避けるためにやるべきことを解説します。
ストップロスを設定する
あらかじめ損切りレートを指定する注文方法。
MT4/MT5の新規注文画面で損切りレートの指定ができます。
- スキャルピング→10pips以内
- デイトレード→20~30pips
- スイングトレード→100pips以内
特にFX初心者の方は、リスクを避けるためにも損切りレ―トを指定しておくことが賢明と言えるでしょう。
証拠金維持率を高く設定する
BigBoss(ビッグボス)のロスカット水準はデラックス口座やCRYPTOS口座を除き、証拠金維持率20%です。つまり、証拠金維持率を高く設定しておけばゼロカットやロスカットの危険性が薄れることになります。
- ロット数量を抑える
- 口座資金を多く入金しておく
- レバレッジを抑える
- 保有ポジション数を抑える
上記の方法をとれば証拠金維持率を高く保てます。
- スキャルピング→200%~500%
- デイトレード→500%~1000%
- スイングトレード→1000%以上
上記は目安ですが、保有する時間が長いほど高い証拠金維持率での保有が重要となります。
投資資金の一部を入金すれば問題なし
ゼロカット制度を有効に活用する事には、投資資金の一部を入金した取引が重要です。
投資資金10万円を例にして見てみましょう。
- 10万円入金→ゼロカット後に再入金不可
- 1万円入金→ゼロカット後に9万円分入金可
投資資金の一部を入金した状態であれば再取引が可能なので、ハイレバレッジでもそれほどリスクはありません。
BigBossのゼロカットに関するよくある質問Q&A
BigBossのゼロカットについて・まとめ
BigBossのゼロカットについて、最後に要点をまとめます。
- BigBossはゼロカットあり、追証なし
- BigBossのロスカット水準は証拠金維持率20%
- BigBossの「スタンダード口座、プロスプレッド口座」はユーザー単位でゼロカット、「プレミア口座、デラックス口座」は口座単位でゼロカット