iFOREX(アイフォレックス)では、以下3種類の原油取引ができます。
- WTI原油
- ブレント原油
- 上海原油
原油取引は上級者向きの取引商品と考えられていますが、実は初心者でも分析がしやすく取引しやすい銘柄です。
本記事ではiFOREXの原油取引というテーマで、特徴から取引条件について詳しく解説していきます。
iFOREX(アイフォレックス)の原油商品一覧
以下は、iFOREXの原油一覧と取引条件です。
取引条件 | WTI原油 | ブレント原油 | 上海原油 |
最小取引単位 (pips) |
30 | 20 | 8 |
最大約定金額 (pips) |
3500 | 30000 | 1700 |
最小スプレッド(pips) | 2 | 2.5 | 20 |
必要証拠金 | 0.5% | 0.5% | 5% |
最大レバレッジ | 200倍 | 200倍 | 20倍 |
全ての銘柄で取引条件が異なります。
WTI原油
WTI原油はアメリカのテキサス州沿岸部の油田で産出される原油を指します。
最も取引量の多い原油で、iFOREXだけではなく様々なFX会社でも取り扱っている銘柄です。
ブレント原油
ブレント原油は、ロンドン商品先物取引所で扱っている原油です。
海底油田で採掘されることから輸送コストがかからないという特徴を持ちます。
価格変動がヨーロッパやアフリカといった国の経済に大きな影響を与えやすいです。
上海原油
上海原油は2018年から取引が始まった比較的新しい銘柄です。
人民元建てで取引されるという性質上から、中国経済の影響を受けやすい銘柄となっています。
また市場参加者が少ないという特徴から、値動きの分析や相場変動の予測がしにくいです。
iFOREX(アイフォレックス)の原油取引ルール
次に、iFOREXの原油取引ルールについて解説をしていきます。
銘柄別のルールも併せて見ていきましょう。
- 最大レバレッジ
- スプレッド
- 取引時間
最大レバレッジ
iFOREXで取引ができる原油銘柄の最大レバレッジは以下の通りです。
銘柄 | 最大レバレッジ |
WTI原油 | 200倍 |
ブレント原油 | 200倍 |
上海原油 | 20倍 |
上海原油以外の2銘柄は最大200倍のレバレッジがかけられます。
上海原油では最大20倍と低めに設定されており、相場変動リスクから顧客資産を守っている仕組みです。
スプレッド
以下は、原油銘柄のスプレッドです。
銘柄 | スプレッド |
WTI原油 | 30pips |
ブレント原油 | 20pips |
上海原油 | 8pips |
スプレッドは銘柄によってバラバラです。
iFOREXではスキャルピングが禁止されているので、スイングかデイトレードでの取引が必須です。そのため、スプレッドの幅はそれほど気にならない方が多い傾向にあります。
取引時間
以下は、原油銘柄の取引時間です。
銘柄 | 取引時間 |
WTI原油 | 月曜日の8時1分から土曜日の6時 (6時59分から8時1分はメンテンナンス) |
ブレント原油 | 月曜日の8時1分から土曜日の6時 (6時59分から8時1分はメンテンナンス) |
上海原油 | 月曜から金曜10時1分から16時まで |
通常の通貨ペアでは平日24時間の取引ができますが、原油の取引時間には制限があるので注意しましょう。
ブレント原油やWTI原油では6時59分から8時1分の間がメンテナンスとなっており、新規注文や決済ができません。
iFOREX(アイフォレックス)の原油価格計算方法
原油価格にはバレルという単位を用いて取引が行われています。
1ロットあたりの原油量は100バレルで、そこから必要証拠金が算出できる仕組みです。
上海原油以外の2銘柄は全て米ドルとのペアであるため、日本円換算する際は米ドルのレートで計算しないといけません。
WTI原油の価格→69.37ドル(2021年9月時点のレート)
69.37×100バレル÷レバレッジ200=約34.69ドル
1ドル110円時→34.69ドル=必要証拠金3815円
約4000円ほどで1ロットの取引が可能です。
iFOREX(アイフォレックス)の原油取引まとめ
iFOREXの原油取引についてまとめました。
- iFOREXでは3種類の原油取引が可能
- 上海原油は上級者向きの銘柄
- 最大レバレッジは20倍~200倍と高め
- 通常の通貨ペアに比べて取引時間制限があるので注意
原油はiFOREXでの取引において人気の銘柄です。
世界経済の影響が顕著に出る銘柄でもあるので、相場動向や環境認識のために値動きを見てもいいでしょう。