IS6FXは2020年のリニューアルで大きく生まれ変わり、豊富なボーナスや24時間対応のサポートなどが評価され、日本人トレーダーからの人気が高まっています。
今回はFXの有名な取引手法である「両建て」について解説します。
両建てとは、同じ通貨ペアで買い(ロング)と売り(ショート)のポジションを保有する取引方法です。
同じロット数で両建てすると、片方がプラス、片方がマイナスになり損益がゼロになります。
両建て後に価格が上昇トレンドに動いた場合
- マイナスの売りポジションを決済し、買いポジションだけを残します。価格が上昇すれば、利益が出ます。
- 「上昇の勢いが弱く」「反転しそうな抵抗帯がすぐ近くにある」と予測した場合、買いポジションを決済して利益を確定します。その後、予測通り価格が下落に転じたら、売りポジションのマイナス分を減らす、または利益が出ます。
上記は上手くいった例です。買いポジションを決済したあとで、価格が予想に反して急激に上昇すると、残した売りポジションの損失がさらに膨らむ可能性もあります。
このページでは、IS6FXの両建てについて詳しく解説します。
IS6FXは両建ては可能だが禁止事項がある
IS6FXでは、同一口座内に限り両建て取引を認めています。
同じ取引通貨ペアの買いポジション(ロング)と売りポジション(ショート)を同時に保有できます。
複数口座の両建ては禁止
IS6FXでは、1つのアカウントにつき最大5つまで口座を追加できますが、複数口座を使っての両建ては禁止されています。
両建てを行う場合は、必ず同一の口座で行ってください。
類似通貨ペアによる両建ては禁止
IS6FXでは、34種類の通貨ペアが揃っていますが、類似通貨ペアによる両建ては禁止されています。
たとえば、オセアニア系のAUDJPYとNZDJPYは相関性が強く同じような値動きをしますが、これらのペアを同じタイミングで両建てすることは禁止事項にあたります。
必ず同一通貨ペアで両建てするようにしましょう。
システムの盲点をついた両建ては禁止
システムの盲点をついた両建てについては、詳しい記載はありませんが、複数業者を使ったゼロカットシステムを悪用した両建てがこれに当たります。
- IS6FXとゼロカットシステムを採用しているA社へ10万円ずつ入金します。
- 雇用統計などの大きな経済指標があるとき、IS6FXでUSD/JPYの買いポジションを10万通貨(1ロット)保有、A社でUSD/JPYの売りポジションを10万通貨(1ロット)保有します。
これで、両建てとなります。 - 指標で大きくレートが動き、150pips上昇したとします。
- この時に
IS6FXでは、15万円(1000x150pips)の利益が出ます。
A社も15万円の損失が出るはずですが、ゼロカットシステムがあるので損失分は10万円です。
したがって、5万円の利益が出ます。
このようなゼロカットシステムを悪用した取引は禁止されています。
発覚した場合、アカウントが凍結されるだけでなく、利益分を出金できない可能性がありますから十分に気をつけてください。
IS6FXで両建てを行う際の注意点
両建ては上手に使えば有効な取引手法ですが、初心者の人にはあまりおすすめしません。
損失が消えるわけではない
両建てをすると、買いと売りのポジションを同時に保有するので、一時的に損失が消えます。
しかし、損失が完全に消えているわけではなく、両建てを外した時点で再び損失が現れます。
その時点から、自分の予測した方へ相場が動けばいいのですが、反対方向へ動くと損失がさらに膨らんでいく点に注意しましょう。
塩漬けにするとスワップポイントが2倍かかる
両建てにすると、買いと売りの両方のポジションを保有するため、日またぎや週またぎでポジションを塩漬けにすると、買いと売りのスワップポイントがかかります。
両建てにしていると利益と損失は変わりませんが、買いと売りのスワップポイントがマイナスだと、損失の増え方が大きくなります。
FXのスキルが向上しない
海外FXで利益を出すためには、基本的には損小利大のトレードができるようスキルを身につける必要があります。
しかし、自分の予測が外れると両建てするクセをつけてしまったら、なかなかスキルが向上していきません。
IS6FXの両建てまとめ
IS6FXの両建てについてまとめました。
- IS6FXでは、同一口座内での両建ては認めている
- 複数口座・類似通貨ペア・システムを悪用した両建ては禁止
- 両建てしても損失が消えるわけではなく、両建てを外した時点で損失が復活する
- スワップポイントが、買い・売りの両方につくので注意