FXではトレーダーによって様々な手法を用いて取引します。今回紹介するのは、海外FXで有効なピラミッティングという手法です。
FXだけでなく株式投資でも用いられる手法で、損失のリスクを抑えながら高額の利益を狙うという特徴があります。
このぺージでは海外FXのピラミッティングをテーマに、メリットや注意点を詳しく解説していきます。
ピラミッティング手法の特徴
ピラミッティングは以下の条件で取引することを言います
- 利益が出ているポジションがあれば、追加でポジションを持って利益の増大を図る
- 2回目以降の注文は最初のポジションよりも注文数を減らす
上記チャートを例に見ると、最初に5ロットのロングエントリーを保有しています。
その後に価格が上昇方向へと転じてトレンドの確認ができると、追加注文で3ロット、1ロットとロット数量を減らす仕組みです。
リスクの限定ができるうえに、大きな利益が見込める手法となっています。
レバレッジが高いと相性がよい
このピラミッティング手法は海外FX特有の高いレバレッジと相性がとても良いのです。
①②③全てロングポジションを持ったとします。
ハイレバレッジのエントリーは証拠金維持率を下げますが、①のポジションのように最初から利益方向に相場が傾くとロスカットの危険性が薄れるのです。
続いて②で追加ポジションを持ち、持ち合い相場となったポイント(白い四角枠の箇所)で利益確定をします。
まだまだトレンドが続くと仮定して③でポジションを持っても、①②の利益があるので大きな損失が出る可能性が低いです。
逆ピラミッティング手法
ピラミッティング手法は追加ポジションでロット数量を減らすのに対して、反対にロット数量を上げていく逆ピラミッティング手法もあります。
決済のタイミング
ピラミッティング手法を使う際は、決済のタイミングが重要となります。
最初のポジションで大きな値幅をつけたとしても、2回目以降にエントリーした箇所で相場が反転する可能性もあるのです。
上のチャート画像をご覧ください。
トレンドの転換点でポジションを持ってしまう事で、最初に保有していたポジションの利益を減らしてしまう場合があるのです。
こうなると「余計なポジションを持たなければよかった」という後悔に変わります。
海外FXのピラミッティングまとめ
海外FXのピラミッティング手法についてまとめました。
- トレンド方向に追加ポジションを増やしていく手法
- 追加ポジションは最初のポジションよりも小ロットにする
- 損失の限定と大きな利益が見込める
強いトレンド相場であればあるほど大きな利益が見込めます。海外FXはレバレッジが魅力のため、ピラミッティング手法をするのに最適な環境です。