海外FXを利用したくても、「安全性・危険性に不安がある」と思っている方は多いのではないでしょうか。
海外FX業者は、ハイレバトレードで大きな利益を狙えたり、豊富なボーナスを使って低リスクなトレードができたりと、国内FX業者にはないサービスやスペックの高さがあるからおすすめです。
これから、危険な海外FX業者の見極め方を紹介するので、参考にしてください!
本記事では、海外FXの安全性や危険性について徹底解説。安全性や危険性を見極める方法や、安全に利用できる海外FX業者のおすすめを紹介します。
海外FXの安全性・危険性が疑われている理由と解決策
海外FXの安全性・危険性が疑われているのは、主に下記の理由が考えられます。
- 出金拒否されたという口コミがあるから
- チャートが不正に操作されていないか不安だから
- ハイレバレッジなトレードは損失リスクが高くて危険だから
- 資金管理の方法があいまいで不安だから
- 日本の金融庁の登録がなく警告を受けているから
海外FX業者について、これらの不安を抱いている方が多いようです。各項目について解説するとともに、危険性を回避する方法も解説します。
出金拒否されたという口コミがある
海外FXの危険性を疑う声が多い理由は、「出金拒否されるかもしれない」と思っている方が多いから。
たとえば、Twitterでは下記のような口コミがありました。
海外FXの怖いとこは出金拒否
せっかく勝ったのに出金できないとか、、、
魅力的すぎるボーナスとかやってる新しい(名前聞いたことないような)会社は使わないほうが吉やな、ちょと惹かれるけども…
XM
GEMFOREX
Axiory
この辺は私も使ったことあって安全ぽい
利益を出したとしても、出金できないとなると困ります。
海外FXで出金拒否される理由は?
- トレーダーが利用規約違反および不正行為により利益を出した
- 本人確認書類が未提出
- 出金情報などの入力ミス
- 詐欺および悪徳業者による出金拒否
このような原因が考えられます。
出金拒否の危険性を回避する方法
自身に原因がある場合は、意図せず規約違反をしていた可能性があります。FX業者によって、両建て、スキャルピング、ボーナス利用などのルールに違いがあるので、利用規約をよく確認することが大切です。
また、本人確認書類が未提出の場合や、出金先情報などの入力ミスによって、出金申請が通らないケースもあるので、気をつけましょう。
詐欺および悪徳業者による出金拒否というケースも稀にあります。悪徳業者の利用を防ぐためには、ライセンス保有、分別管理、注文方式、利用者の口コミや評判などを確認するとよいでしょう。
チャートが不正に操作されていないか不安
前述した「悪徳業者による出金拒否の可能性」と似ていますが、チャートを不正に操作されないかと、不安を抱いている方も多いです。
チャート不正操作の危険性を回避する方法
チャートを不正操作するような悪徳業者の利用を避けるしか、危険性を回避する方法はありません。
そのためには、下記の項目をチェックして、利用する海外FX業者を選びましょう。
- 海外FX業者が仲介に入るDD方式を採用しているところを選ばない
- ライセンス保有を確認する
- 信託保全制度を採用している業者であればより良い
スペックの高さやサービスが充実していることも大切ですが、何より信頼度の高い海外FX業者を見極めることが大切です。
ハイレバレッジなトレードは損失リスクが高くて危険
海外FX業者は、ハイレバレッジなトレードができることがメリットです。
レバレッジ
証拠金の〇倍の金額でFX取引ができる仕組みのこと。証拠金として預けた資金を担保に、少額の資金でも大きな取引ができる。
国内FX業者のレバレッジは最大25倍までという規制があります。しかし海外FX業者は400倍~無制限までと、どの業者も高いレバレッジを設定しており、少額の資金で大きな利益を狙えることが魅力です。
しかし、成功すれば大きな利益につながりますが、失敗したときには一気に損失が出るリスクもあります。
ハイレバトレードのリスクを回避する方法
ハイレバトレードで損失が出て、口座残高がマイナスになることを不安に思う方は、『ゼロカットシステムを導入+追証なし』の海外FX業者を利用しましょう。
追証(おいしょう)
追加証拠金の略。価格急落などでロスカットが間に合わずに、口座の残高がマイナスになったときに、追加で入金を請求されること。
ゼロカットシステム
ロスカットが間に合わなかったとしても、口座残高のマイナス分をFX会社が補填してくれる制度。
ゼロカットシステムを導入している場合、口座残高がマイナスになっても、損失分は海外FX業者が負担してくれます。
また、追証なしであれば、追加で証拠金を支払う必要がなく、借金を負うリスクを回避できます。
ゼロカットシステム導入・追証なしの海外FX業者であれば、低リスクでハイレバトレードができるので安心です。
資金管理の方法があいまいで不安
トレーダー(自身)が預けた資金を海外FX業者がどのように管理しているのか、海外FX業者は資金管理の方法があいまいで不安だという思いを抱いている方もいます。
顧客から預かった資金を守る方法として、「分別管理」や「信託保全」を取り入れている海外FX業者があります。
分別管理
顧客資産と運営資金の口座を分けて管理すること。万一FX業者が破綻した場合でも、顧客資産は保護される。
信託保全
顧客の資金とFX業者の資金は別の銀行が管理。顧客の資金の管理者は銀行。FX業者は顧客の資金を運営費用に流用できず、万が一FX業者が倒産しても顧客の資金は全額保証される。
信託保全制度を取り入れている海外FX業者は少ないのですが、取り入れていたらより信頼度は上がります。
信託保全がなくても、分別管理制度を取り入れている海外FX業者を選ぶと安心です。
資金管理法は、各海外FX業者の公式サイト内の利用規約や資金に関するポリシーなどで確認できます。万が一明記されていない場合は、利用を避けましょう。
日本の金融庁から警告を受けていて不安
多くの海外FX業者が、日本の金融庁に登録しておらず、警告を受けています。「未登録」や「警告」と聞くと悪徳業者なのでは?と思うかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
日本の金融庁に登録していない&警告を受けている=日本の金融ライセンスを持っていない、ということです。
海外FX業者は、本拠地である海外の金融ライセンスを保有しています。そのため、日本の金融庁に登録していません。
金融庁から警告を受けている海外FX業者は危険な理由にはならない
金融庁から警告を受けている海外FX業者は危険なのでは?と思う方は多いことでしょう。
前項でも少し触れましたが、海外FX業者は日本の金融ライセンスを保有していないために警告を受けていますが、拠点がある海外の金融ライセンスを保有しているのであれば、悪徳業者とは言えません。
日本の金融商品取引法は規制がとても厳しいです。たとえば、最大レバレッジは25倍まで、ゼロカットシステムがないなど。
もし日本で登録すると、海外FX業者ならではのメリットであるハイレバレッジな取引や、ゼロカットシステム導入、豪華なボーナスの提供ができなくなってしまいます。
クオリティを重視するため、日本の金融庁にあえて登録していない海外FX業者がほとんどです。
だからといって、海外FX業者は違法だということではなく、海外の金融ライセンスのもと合法的に運営しているので、安全に利用できます。
海外FX業者の安全性・危険性を見極める方法
国内FXは、日本の金融庁のルールで運営されているので安全性が高いです。それに、楽天やYahoo!、DMMといった私たちの生活に馴染み深い企業が運営を行っています。
それに対して海外FXは、口座開設時に初めて名前を聞く企業が多いでしょう。
有名なFX業者であればおそらく利用に問題はありませんが、稀に悪徳業者もあるので、利用する海外FX業者は慎重に選ばなくてはなりません。
安全な海外FX業者を選ぶ方法、および危険な海外FX業者を避ける方法は、下記のとおりです。
- 金融ライセンスを保有している
- 保険会社に加入しているか
- 注文方式はNDD方式のほうが良い
- 運営歴が長いほど信頼できる
- ゼロカットシステムを導入、追証なし
最低限、これらの項目はチェックしましょう。
権威のある金融ライセンスを取得しているか
危険な業者を見分ける判断の一つに金融ライセンスの取得があります。
金融ライセンス国 | 権威性 |
---|---|
イギリス(FCA) | 権威性★★★ |
キプロス(CySEC) | 権威性★★ |
オーストラリア(ASIC) | |
ケイマン諸島(CIMA) | |
セーシャル(FSA) | 権威性★ |
モーリシャス(FSC) | |
バヌアツ共VFSC) | |
ベーリズ(IFSC) | |
英領ヴァージン諸島(BVIFSC) | ペーパーライセンス |
HFM(HotForex)の日本人向けサービスを行っているHF Markets (SV) Ltd は、セントビンセント・グレナディーン諸島にオフィスを構えています。例えば世界でもっとも権威のある金融ライセンスであるFCA(英国金融庁監視機構)から認可を受けています。
金融ライセンスについては、同国のSVG FSA(セントビンセント・グレナディーン金融庁)より認可を受けています。
保険会社に加入しているか
また、顧客の資産管理にも注目しましょう。
分別管理→業者が全ての資金を一括で管理する
信託保全→顧客からの預かり資金と業者の運営資金が分けて管理される
国内FXは信託保全が義務付けられていますが、海外FXには義務付けられていません。
分別管理で済ませている会社が多いです。
多くの海外FXでは、万が一会社がなくなった場合に顧客資産の一定水準を保証する制度を掲げています。
たとえばHFM(HotForex)では大手保険会社に加入しています。
万が一HFMが破綻した場合には、預けている資金が全額返金されないというリスクがあります。そのため500万ユーロを上限とする大手保険会社に加入しています。
企業の設立年数
海外FXは入れ替わりの激しい業界です。
そのため、長年の運営実績のある企業であれば、充分な安全性が担保されていると言えるでしょう。
- XM Trading
- iFOREX
- easyMarkets
また、設立は長くても日本でのサービスを最近始めた会社もあります。
Exnessという会社は2020年より日本でのサービスを開始しましたが、2008年の設立という事で実績は充分です。
日本でのサービス開始時期ではなく、企業そのものの設立時期を見てあげるようにしましょう。
企業規模
前述した会社の設立年数に加えて、企業規模を見てあげることも重要となります。
海外FXは日本在住であれば聞きなれない会社が多いですが、海外では有名な会社である場合が多いです。
- グループ会社の豊富さ
- 有名なスポーツクラブなどのスポンサーである
- 企業の社会貢献度など
日本人人気のXMは世界中に拠点を構えるグローバル企業です。
チャリティー活動なども積極的に行っており、世界的に認められた企業と言えます。
また、運営実績の長いeasyMarketsは、スペインの名門サッカークラブ「レアルマドリード」の公式スポンサーを務めています。
日本語サポート
国内FXは、日本の会社なので当然日本語サポートが万全です。
海外FXは日本国外に拠点があるので、会社の安全性を見るのに日本語サポート体制についてチェックする必要があります。
多くの海外FXでは、公式HPが日本語で記載されており口座開設も簡単にできます。
また、サポートスタッフは日本人スタッフが在籍している会社も多いので、分からない事や不明点があった場合はすぐに対応してくれる会社ばかりです。
チャットサポート→対応が早い
電話サポート→対応が早い
メールサポート→対応が遅め
チャットや電話でのサポートがある会社は素早く対応してくれます。
メールのみしか受け付けていない会社は、対応までのスピードが遅くなる場合もあるので、選定の際はチャットや電話サポートのある会社を選ぶと良いでしょう。
出金スピード
海外FXでは、会社によって出金方法が異なります。
出金スピードが遅い会社は安全性が高いとは言えず、顧客の不信感を増すケースが多いです。
出金日数は多くの会社で1週間以内に着金しますが、中には遅延やそれ以上の日数がかかる会社もあるので注意しないといけません。
- XM Trading
- AXIORY
- TitanFX
上記の会社は出金スピードが早く人気が高いです。
SNSなどの口コミを見て生の声を見てみるといいね。
取引形態
FXでは、DD方式とNDD方式の会社に分かれます。
DD方式→顧客の注文がインターバンク市場に反映されない
NDD方式→顧客の注文がインターバンク市場に反映される
DD方式の場合は、顧客の勝ち負けがFX会社の利益に直結します。
市場価格とはレートが違っていてもおかしくはないので、公平性のない取引形態と認識されているのです。
それに対してNDD方式は、市場価格にスプレッドが上乗せされた価格で取引をします。
公平性が保たれているので、安全な取引ができると言えるでしょう。
DD方式の国内FXは安全性が低いというわけでは無いですが、不透明な取引ではあると言えます。
公平な取引をしたいのであれば、NDD方式を採用している海外FXを選択すると良いでしょう。
安全性が高い・危険性がない海外FX業者おすすめ3選
安全性が高い、および危険性がない海外FX業者のおすすめを3社厳選して紹介します。
- AXIORY(アキシオリー)
- FXGT
- XMTrading(XMトレーディング)
これらの海外FX業者は、安心して利用できるのでおすすめです。
AXIORY(アキシオリー)
設立年 | 2011年 |
---|---|
金融ライセンス | ベリーズ国際金融サービス委員会(FSC) |
注文方式 | NDD方式 |
追証 / ゼロカットシステム | 追証なし / ゼロカットシステム採用 |
分別管理 / 信託保全 | 分別管理:〇 / 信託保全:〇 |
最大レバレッジ | 400倍 |
ロスカット水準 | 20% |
日本語サポート | ・ライブチャット:月曜から金曜 9:30~23:30 ・メール(jpsupport@axiory.com):24時間受付 ・問い合わせフォーム:24時間受付 |
Axiory(アキシオリー)は、追証なし、ゼロカット採用、NDD方式、日本語サポートあり、ライセンス保有、分別管理、信託保全制度ありなど、信頼度の高い海外FX業者です。
また、口コミでは、約定力が高い、スプレッドが狭いといった声が多く、利用者の評判も良いので、安心して利用できます。
FXGT
設立年 | 2019年 |
---|---|
金融ライセンス | セーシェル金融庁(FSA) |
注文方式 | NDD方式 |
追証 / ゼロカットシステム | 追証なし / ゼロカットシステム採用 |
分別管理 / 信託保全 | 分別管理:〇 / 信託保全:〇 |
最大レバレッジ | 1000倍 |
ロスカット水準 | 20%、40%(口座タイプによる) |
日本語サポート | ・ライブチャット:24時間365日対応 ・メール(jpsupport@fxgt.com):24時間365日対応 |
FXGTは最大1億ユーロが保証される賠償責任保険もあり、安全に利用できる海外FX業者です。ハイレバトレードでも、追証なし・ゼロカットシステム採用なので低リスクなトレードができます。
XMTrading(XMトレーディング)
設立年 | 2009年 |
---|---|
金融ライセンス | セーシェル諸島(FSA) |
注文方式 | NDD方式 |
追証 / ゼロカットシステム | 追証なし / ゼロカットシステム採用 |
分別管理 / 信託保全 | 分別管理:〇 / 信託保全:× |
最大レバレッジ | 1000倍 |
ロスカット水準 | 20% |
日本語サポート | ・ライブチャット:平日 09:00~21:00 ・メール(support@xmtrading.com):24時間受付 |
XMTrading(XMトレーディング)は、人気が高く信頼度も高い海外FX業者です。追証なし、ゼロカットシステム採用、最大レバレッジ1000倍と、ハイレバトレードにも最適。
また、ボーナスが豊富、日本語サポートも充実しているなど、サービス面での評判も良いです。
Exness
設立年 | 2008年 |
取引形態 | NDD方式 |
日本語サポート | 有り |
ボーナス | なし |
最大レバレッジ | 無制限 |
最低入金額 | 100円 |
Exnessは。2020年より日本でのサービス展開を始めた会社です。
しかし、設立は2008年なので海外では豊富な実績があります。
ボーナス制度はありませんが、最大レバレッジは無制限なので少額からでも高ロットの取引が可能です。
海外FX業者の安全性・危険性に関するまとめ
海外FX業者の安全性・危険性を見極めるためには、ライセンスの保有、分別管理、信託保全、NDD方式、長い運営歴がある、ゼロカットシステム導入、追証なしなどをチェックしましょう。
それでも海外FX業者の選択に迷ったら、本記事で紹介した3社の利用をご検討ください。
- 日本の金融庁から警告を受けている海外FX業者でも、海外のライセンスを保有しているなら合法的に運営しているので問題ない
- ライセンス保有、分別管理、NDD方式、ゼロカット導入、追証なしの海外FX業者は安全性が高い
- 安全性の高い海外FX業者のおすすめは、AXIORY、FXGT、XMTrading